【燕】小川、ノーヒットノーランで今季５勝目、連敗ストップ！ (08/15)

試合結果

08月15日(土)　対BayStars　11回戦（横浜スタジアム）

【試合概要】

ゲーム展開

BayStarsの先発はここまで７試合に先発し５勝１敗、防御率2.53と安定感抜群のエース・今永昇太。対するSwallows先発はここ２試合ピリッとせず４連勝のあと２連敗と、巻き返しを図りたい小川泰弘。両先発で試合開始。

初回、Swallowsは先頭打者の山崎晃大朗がちょこんと当てた打球をレフト・佐野恵太が捕れず、ツーベースヒットとなる。ワイルドピッチと四球で１死１、３塁と今永を攻め立てる。ここで、４番・村上宗隆。しかし、高めの甘いカットボールを打ち損じ、ピッチャーへの併殺打に倒れチャンスが潰える。

小川は、四球やエラーなどでランナーを背負うものの後続をきっちりと断ち、ピンチを未然に防ぐ。

３回表、Swallowsはこの日スタメンマスクを被る西田明央が外角のカットボールをライト前に運び出塁。続く小川は送りバントの構えを見せるがストレートの四球を選ぶ。トップに返って山崎晃大朗が送りバントを成功させ１死２、３塁のチャンス。ここでバッターは山田哲人。初球、内角のカットボールを思い切り引っ張ってレフト線を破る２点タイムリーツーベースヒット！休養明けの山田にようやく当たりが出た。続く３番・青木宣親も初球、外角の球を右中間へ運ぶ連続ツーベースヒットで、この回３点を先制した。

４回表、この回先頭の坂口智隆がショートの頭上を抜けるレフト前ヒットで出塁する。続く濱田太貴が３球目のチェンジアップをセンター前に運び、ノーアウト１、２塁のチャンス。ここで西田の当たりはピッチャーゴロ。併殺コースだったが、今永がセカンドに悪送球（記録は投手エラー）。その間に坂口が還り１点を追加する。続く小川の送りバントをキャッチャー・戸柱恭孝が掴みサードに送るがこれがセーフとなり、フィルダースチョイスでノーアウトランナー満塁。山崎の当たりはショートライナーだったが、続く山田哲人が押し出しの四球を選び、この回２点目。ここで、BayStarsは今永から２番手・平田慎悟にスイッチ。平田は青木をショートゴロに打ち取るがその間に３塁ランナーが還り、Swallowsが６点目を奪った。

小川は３回から５回まで３者凡退に抑えるナイスピッチング。６回も四球を１つ出すが後続を抑え、ここまでノーヒットピッチングを続けている。

７回表、この回からBayStarsは３人目の藤岡好明がマウンドへ。しかし、先頭の４番・村上が四球を選ぶ。続く西浦直亨はライト前ヒットで無死１、２塁。するとこの日６番の坂口が右中間を深々と破るツーベースヒット。これで２者が還りSwallowsは８点目を奪う。１死後、西田がライト前に運ぶタイムリーを放ち、Swallowsが９点目を取った。

８回裏、BayStarsは途中からショートの守備に入っている倉本寿彦が、１０球粘って四球を選び先頭打者が出塁する。続く中井大介の打球はショートゴロゲッツーコース。西浦がセカンド廣岡に送球したが、これを廣岡が落球。オールセーフとなりノーアウト１、２塁と、小川はこの試合初めてのピンチを迎えた。しかし、代打・嶺井博希を空振り三振、トップに返って神里和毅をライトフライ、柴田竜拓をショートゴロに打ち取り、事なきを得た。依然、ノーヒットピッチングを続ける小川。

９回裏、途中からサードの守備に入った山下幸輝をファーストライナーに打ち取る。続く４番・佐野恵太をファーストゴロ。最後は乙坂智を空振り三振に打ち取り試合終了。０－９でSwallowsが勝利。小川は史上８２人目、通算９３度目のノーヒットノーランを達成した。

試合感想

小川の素晴らしいピッチングに尽きる。９回を投げきって１３５球、被安打０、奪三振１０、与四球３、失点０（自責点０）の内容。２桁奪三振は久しぶりじゃないだろうか。

打線も、そんな小川の好投に応えるべく、効率よく得点した。相手のミスにもつけ込んで、９安打９得点。５連敗のいやなムードを吹き飛ばす、気持ちの良い攻撃であった。

中継ぎ陣を休ませることができたので、その点でも小川の完投は功績が大きい。やはり、９回を投げきれる投手が増えて欲しいと願う。

最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

08/16(日) BayStars VS Swallows　12回戦
横浜スタジアム　18:00試合開始

予告先発

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