試合結果
09月19日(土) 対Carp 14回戦(明治神宮野球場)
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | TOTAL | H | E |
Carp | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 15 | 0 |
Swallows | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 0 |
勝投手 | フランスア | (2勝2敗9S) |
敗投手 | 石山泰稚 | (3勝2敗10S) |
Swallows | 坂口智隆9号(2ラン) | (2回:森下) |
Carp | 堂林翔太13号(ソロ) | (8回:清水) |
【試合概要】
ゲーム展開
Swallowsの先発はなかなか勝ち星に恵まれない、ドラフト2位ルーキーの吉田大喜。打線の援護がなかなかもらえず苦しんでいる。一方のCarpはドラフト1位ルーキーの森下暢仁。ここまで6勝2敗と、逆に打線に助けられて負けが付かない試合がある。対照的な両ルーキーの先発で試合開始。
まず1回表、Carpの攻撃。1アウトから2番・菊池涼介に外角のストレートをセンター前に弾き返され、ランナーを出す。続く3番・長野久義にはフルカウントまで粘られたあとの7球目、高めに浮いたストレートをライト方向へ弾き返す。ランエンドヒットがかかっていたので1塁ランナーの菊地は一気にホームに生還。長野のタイムリーツーベースでCarpに1点を先制される。その後、2アウトから四球2つを出して2アウト満塁のピンチを招くが、堂林翔太をショートゴロに打ち取り、この回は1失点で何とか切り抜ける。
2回裏、Swallowsの攻撃。先頭打者の村上宗隆が四球で出塁。5番・西浦は空振り三振に倒れたあと、6番・坂口智隆。初球、真ん中低めのストレートを上手くすくい上げると打球はライトスタンドへ。坂口、逆転の2ランホームランで2-1とSwallowsが逆転に成功する。
吉田大喜はランナーを出しながらも何とか踏ん張り、5回を投げきって92球、被安打5、奪三振3、与四球3、失点1(自責点1)と、勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。
しかし、Swallowsも森下の前に3回以降は7回までヒット2本、四球1個と抑えられ、2-1のまま7回を終える。
8回表、Swallowsは4人目の清水昇がマウンドへ。1アウトを取ったあと、7番・堂林を迎える。5球目、内角を要求したストレートが真ん中寄りに入り、堂林がこれを高々と打ち上げると、打球はレフトスタンドへ入るソロホームラン。Carpが2-2の同点に追いついた。これで、吉田大喜の勝ち星と、森下暢仁の負けが消えた。続く8番・田中広輔にフルカウントから落ちきらない低めのツーシームをライト線へ弾き返すツーベースヒット。さらに森下の代打・ピレラにストレートの四球を与え1アウト1、2塁とすると、トップバッター・大盛穂の3球目がワイルドピッチとなり、1アウト1、3塁とピンチを拡げる。しかし、大盛を空振り三振に、続く菊地をピッチャーゴロに打ち取り、何とか同点止まりで踏ん張る。
9回は石山泰稚とフランスアがそれぞれマウンドへ。両者無失点で抑え延長戦に入る。
10回表、Carpの攻撃。Swallowsは石山が2イニング目に入る。1アウト後、先ほど同点ホームランを打たれた堂林。3ボールとなってからフルカウントに持って行った6球目。外角のストレートを弾き返し、ファーストの横を抜けるライト前ヒットで出塁。続くバッターは田中広輔。3球目、真ん中に入ったスライダーをライト前に弾き返す。1塁ランナーの堂林は3塁まで到達。1アウト1、3塁のピンチを迎える。三好匠に代わり、代打・野間峻祥。ここで斎藤隆ピッチングコーチがマウンドへ。野間の3球目で1塁ランナーの田中広輔が盗塁を決め1アウト2、3塁となる。しかし、野間を空振り三振に斬って取り、2アウト2、3塁となる。ここで打順はトップに返って大盛穂。4球目、高めに抜けたフォークを叩き、打球はセンターへ抜けようかという当たり。セカンド・山田哲人が取って懸命にファーストに投げるが間に合わず、内野安打。この間に3塁ランナー・堂林に生還を許す。なおも田中広輔がホームに突っ込んでくるが、これはファースト・村上からのバックホームが早くタッチアウト。しかしCarpに手痛い勝ち越し点を許してしまう。2-3。
10回裏はフランスアの前にショートゴロ、空振り三振、ピッチャーゴロに倒れ試合終了。
2-3、延長10回の試合は最後に勝ち越し点を許し痛い敗戦となった。
試合感想
昨日とはうって変わって、打線が湿っていた。坂口の2ランホームランはあったが、この日は連打なし。散発5安打で2得点のみ。継投で1点差を守り切れなかったのが痛い。
まず、清水昇は絶対に1点取られてはいけない場面で、ボールが真ん中に入るクセがある。堂林にはそこを狙われた。キャッチャーの要求通り、もっと内角のコースだったら詰まらせていただろう。ボールになっても良いから、こういうときは際どいコースを突いていって欲しい。今後の課題か。
そして、今日の石山は全く良くなかった。ストレートは走っているように見えたが、コースがバラバラ。変化球も高めに浮いており、打ち頃の球が言っていた。実際、打者8人に対し被安打4は打たれすぎ。仮にも守護神なのだから、この辺りはきちっと修正しながら投げてくれないと、負けない試合を落とすハメになる。今季はそういう試合が非常に多い(石山だけの問題じゃないが)。相手投手が好投していてチャンスが少ない場合、投手が踏ん張ってくれなきゃ勝てないわけで、15安打も打たれて良くまあ3点に抑えたな、と思う。
まあ、そんな試合の延長戦だったので、非常に長い試合だったが、最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。
次試合の予定
日程 | 09/20(日) | ||
---|---|---|---|
対戦カード | Swallows | VS | Carp |
対戦 | 15回戦 | ||
球場 | 明治神宮野球場 | ||
試合開始時間 | 18:30 |
予告先発
Carp | 中村祐太 |
Swallows | 小川泰弘 |