試合結果
09月06日(日) 対Dragons 15回戦(明治神宮野球場)
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | TOTAL | H | E |
Dragons | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 7 | 1 |
Swallows | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 3 | X | 10 | 15 | 0 |
勝投手 | 小川泰弘 | (8勝2敗0S) |
敗投手 | ロドリゲス | (2勝2敗0S) |
Swallows | 西浦直亨7号(ソロ) | (8回:岡田) |
Swallows | 廣岡大志3号(2ラン) | (8回:岡田) |
Dragons | ビシエド13号(ソロ) | (9回:イノーア) |
【試合概要】
ゲーム展開
Swallowsの先発はここ3試合連続でHQSを記録し3連勝中の、絶好調・小川泰弘。対するDragonsの先発は、8月に1軍に合流した来日1年目、ここまで4試合で2勝1敗という成績のロドリゲス。両先発で試合開始。
まず初回、Dragonsが小川の立ち上がりを攻める。先頭打者の大島洋平にセンター前ヒットを許すと、2番・アルモンテのショートゴロの間に大島は2塁へ。3番・福田永将は3ボールからセカンドフライに打ち取ったが、4番・ビシエドにサード強襲の内野安打を打たれ、1点を先制される。
Swallows打線はロドリゲスの前に、5回までヒット2本、7三振と抑えられていた。
5回裏を終わって、雨のため20分ほど中断。その後、花火が上がって6回表から試合再開。
Swallows先発・小川も2回以降は6回まで、好守にも助けられながらDragons打線を2安打に抑え味方の援護を待つ。
すると6回裏、この回先頭のトップバッター・塩見泰隆がロドリゲスの初球、外角の変化球をライト前に運びノーアウトで出塁。続く2番・坂口智隆もやや真ん中よりに入った変化球を1、2塁間に運び、連打でノーアウト1、2塁。迎える打者は3番・山田哲人。2球目のストレートをやはりライト前に弾き返し、3連打でSwallowsが同点に追い付いた。4番・村上宗隆は3球で空振り三振に倒れ1アウト1、3塁。続く5番・途中出場の雄平も2球目を打ち、1、2塁間を破るタイムリーヒットで2-1と逆転に成功。さらに1アウト1、3塁のチャンスが続く。ここで6番・エスコバー。1ボール2ストライクから内角の変化球を引っ張り、これが3塁線を破る2点タイムリーツーベースヒット!4-1とさらにリードを拡げた。久しぶりに連打での1イニング3得点以上。ここでピッチャーをロドリゲスから又吉克樹にスイッチ。なおも1アウト2塁。続く西浦直亨は3ボール1ストライクからの5球目を打ち、三遊間を抜けるヒット。打球が強く、1アウト1、3塁となる。8番・中村悠平は詰まった当たりがサードへのボテボテのゴロ。詰まったのが幸いしてサードランナー・エスコバーが還り、この回5点目を入れた。
7回裏、2アウトから、山田に代わって途中出場の宮本丈がレフト前に弾き返しヒットで出塁。4番・村上宗隆は2ストライクから4球ボールを選んで四球で出塁。2アウト1、2塁で、続くバッターは雄平。初球のやや真ん中に入ってきたストレートを打ち、これがレフトオーバーのタイムリーツーベースヒット!皿に2点を追加し、7-1とリードを6点に拡げた。
小川は8回表までを投げ切り、106球、被安打4、奪三振4、与四球2、失点1(自責点1)と素晴らしいピッチングで4試合連続のHQSを記録しマウンドを降りた。
8回裏、この回の先頭打者は西浦直亨。Dragonsのピッチャーは3人目の岡田俊哉。初球の高めストレートを打ち上げ、ファウルフライかと思われたが、キャッチャー・加藤匠馬が落球。西浦は命拾い。そして続く2球目。同じ様なコースに来たストレートをジャストミート!レフトスタンド中段に入るソロホームランで1点追加、8-1。つづく8番・中村悠平が高めに浮いたスライダーを引っ張りレフト線を破るツーベースヒットでノーアウト2塁とチャンスを作る。小川に代わって代打・中山翔太はサードゴロに打ち取られる。打順はトップに返って塩見。フルカウントからの7球目をセンター前に弾き返す。2塁ランナーの中村悠平がホームを狙うが、これはタッチアウト。2アウト1塁となって、8回表の守備からサードを守っている廣岡大志が打席へ。初球、高めのボール球をファウルしたあとの2球目。ストライクゾーンに入った高めのストレートをバックスクリーン右へ運ぶ2ランホームラン!これで10点目!
9回表、Swallowsはイノーアをマウンドへ。簡単に2アウトを取ったあと、4番・ビシエドに外角のストレートをライトスタンドに運ばれ、1点を返される。続く5番・高橋周平にやや低めの落ちきらないツーシームをすくわれ、右中間を破るツーベースヒット。高橋に代走・溝脇隼人を起用。続くバッターは阿部寿樹。外角のスライダーを上手く捉えられ、センター前にタイムリーヒットを許し、さらに1点を返される。しかし、最後は京田陽太をセンターフライに打ち取り、試合終了。10-3でSwallowsが勝利し連敗を3でストップ。小川は8勝目を挙げた。
試合感想
とにかく、小川の好投と、雨での中断でロドリゲスの集中力が途切れたのが幸いした。小川は初回こそ1点を取られはしたが、2回から8回までは被安打2で抑える好投。4試合連続のHQSと、燕のエースとして申し分ない投球内容だろう。
ただ、その余韻を打ち消すかのようなイノーアの2失点はいただけない。球が全体的に高い。落とす球が落ちきっていない。これでは、接戦ではおろか、4点差以内の点差では到底使えない。投手陣が不足しているのでどうなるか分からないが、2軍で再調整が必要だろう。
打線は、久しぶりによく打った。特に、6回裏の5得点は見事。1イニング5得点は、7月24日(金)の対Giants6回戦の2回裏の攻撃以来である(この試合は後に追い付かれ引き分けに終わっている)。如何にビッグイニングを作れてこなかったかが分かる。
8回裏の西浦。1球目を打ち損じ、相手の落球でファウルにした後の2球目。1球目よりもストライクゾーンに入ってきた同じ様なストレートを完璧に捉えたのは、見事と言うほかない。ミスショットを2度、繰り返さなかったのは成長の証だろう。エスコバーの加入でポジション争いが厳しいが、持ち味の長打でアピールを続けて欲しい。
また、1番バッターの塩見。3安打で4出塁は、切り込み隊長としての役割をよく果たしていた。しかし、8回裏、1アウト2塁でのセンター前ヒットで2塁を陥れる「フリ」をするだけで、一瞬相手の中継プレーが乱れる(乱れなければそのまま2塁へ行けばいい)。何故、それをしなかったのか。その1プレーで中村は生還できたかもしれない。細かいようだが、今後の課題として頭に入れておいて欲しい。
また、途中出場の雄平が2打数2安打3打点と活躍したのは、素直に嬉しい。投手・高井雄平時代を知っているので、打者転向しての活躍には、喜びもひとしおである。青木の守備時に炒めたと思われる手首の状態次第だが、出番があれば存分に暴れて欲しい。
久しぶりの快勝に筆が進んでしまったが、最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。
次試合の予定
日程 | 09/08(火) | ||
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対戦カード | Carp | VS | Swallows |
対戦 | 10回戦 | ||
球場 | マツダZoom-Zoomスタジアム | ||
試合開始時間 | 18:00 |