【燕】マクガフ、珍プレーで逆転負け (09/03)

試合結果

09月03日(木) 対Tigers 15回戦(阪神甲子園野球場)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 TOTAL H E
Swallows 0 0 0 2 0 0 1 0 0 3 10 1
Tigers 2 0 0 0 0 0 2 0 X 4 6 1
勝投手 岩貞祐太 (5勝2敗0S)
敗投手 高橋奎二 (1勝3敗0S)
セーブ 岩崎優 (2勝2敗1S)

【試合概要】

ゲーム展開

Tigersの先発は、ここまで10試合に登板し6勝3敗と好調の青柳晃洋。対するSwallows先発は、プロ入り2度目の先発となる風張蓮。本来先発予定の高橋奎二が、1回2回に失点することが多い為、オープナーを務めることとなった。両先発で試合開始。

まず1回裏、2度目の先発の風張は緊張のせいか制球が定まらない。トップバッターの近本光司の腹部にボールを当て死球でノーアウトのランナーを出してしまう。すると、2番・木浪聖也の初球にワイルドピッチで近本は2塁へ。続く2球目を打たれ、セカンドの頭上を越えるタイムリーツーベースヒット。7球で1点を失った。3番・糸井嘉男、4番・サンズを打ち取り、2アウト3塁としたが、5番・大山悠輔に7球目を上手く拾われてセンター前に弾き返され、Tigersに2点を先制される。

2回裏はヒットを1本打たれたものの、後続を断ち0点に抑え、予定通り2回で降板。47球、被安打3、奪三振2、与四球1、与死球1、失点2(自責点2)という成績だった。

3回裏から高橋奎二が登板。ヒットを打たれるが併殺打でピンチの芽を摘み、高橋の初回としては0点に抑える。

すると4回表、ここまで青柳にヒット1本に抑えられていたSwallowsの打線が繋がる。先頭打者の青木宣親がスライダーを三遊間に運び、レフト前ヒットで出塁。続く3番・山田哲人が低めのストレートに上手く合わせて打球は右中間へ。ツーベースヒットでノーアウト2、3塁のチャンスを迎える。ここで4番・村上宗隆を迎える。村上は2球目のツーシームをレフト前に運び、青木が生還して1点を返す。さらにノーアウト1、3塁で5番・塩見泰隆。ここは期待に応えたいところだが、初球を打ってセカンドゴロ。何とかダブルプレーを逃れた間に3塁ランナーの山田が還って2-2の同点に追い付いたが、この回は2点止まり。

高橋は4回から6回まで、四球1つで走者を出しただけに留め、Tigers打線を抑える。

7回表、この回先頭の坂口智隆が3球目をセンター前に弾き返し、出塁する。続く7番・エスコバーが3塁線を抜けるツーベースヒット!これでノーアウト2、3塁と絶好の勝ち越しのチャンス。しかし、8番・西田明央がセカンドゴロ。ランナー動けず1アウト2、3塁。9番・高橋は空振り三振で2アウトとなる。ここでピッチャー・青柳に代わり能見篤史がマウンドへ。打順はトップに返って山崎晃大朗。初球をピッチャー返し、落とした球を能見が拾えず3塁ランナーが還りSwallowsが1点を勝ち越す。そして能見に代わり岩貞祐太がマウンドへ。続く青木は岩貞の前にセカンドゴロに倒れ、追加点はならず。

7回裏、先頭打者のボーアにセンター前ヒットを許し、ノーアウトのランナーを出してしまう。ボーアには代走・植田海を起用。続く梅野隆太郎が初球を送りバント成功。1アウト2塁。8番・小幡竜平に代打・陽川尚将を起用。陽川がショートの頭上を僅かに越えるレフト前ヒットで1アウト1、3塁となる。9番・岩貞に代えて代打・中谷将大。Swallowsは高橋奎二からマクガフにスイッチ。この試合の運命の分かれ目である。マクガフは中谷を空振り三振に仕留め2アウト1、3塁。打順はトップに返って近本。マクガフはこの近本を抑えればピンチをしのぐことになる。近本にボール2球。この2球目の間に1塁ランナー・陽川が盗塁を決め、2アウト2、3塁となる。2ボール1ストライクとしたあと、マクガフが何故か誰もいない1塁へ牽制球を放る。1塁手・坂口はランナーがいないので、当然ベースから離れており、ボールはファウルゾーンを転々とする。その間に2者生還し、Tigersに思わぬ形で逆転を許す。なお、ボーク(Take 1 base)+悪送球(エラー)とみなされた模様。そして近本には12球粘られて四球で出塁される。ここでマクガフから星知弥にスイッチ。星は続く木浪をサードライナーに打ち取り、ようやくこの回が終了。

9回表、Tigersは5人目の岩崎優がマウンドへ。Swallowsはヒットと四球で、2アウト1、2塁と1打同点のチャンスを迎え、打順はトップの山崎晃大朗。しかし、打った打球は力無いセカンドゴロで試合終了。4-3でTigersが勝利。Swallowsは手痛いミスで星を落とした。

試合感想

先発・風張蓮は、初回は緊張のせいか2失点。オープナーとしての役割は果たせなかったが、その後の高橋奎二は7回途中までは好投した。しかし、投球回が5回に入るとピンチを迎える。1点を争う場面。ここでこのところ、しっかり抑えて力のあるボールを投げられるマクガフへのスイッチは理解できる。

問題は、その後のマウンドでのマクガフの姿勢だろうか。野手は常に、現状のアウトカウント、ボールカウント、ランナーの位置、特性、バッターの特性。それらを常に確認しながら1球1球、微妙に守備位置を変えるのが普通だ。マクガフは、映像を見る限り、陽川が盗塁した時も、そのあとも、ランナーの確認をしていなかった。少なくとも、目視はしていなかった。これが大きなミスに繋がってしまった。結果的にこれが決勝点になってしまったのだから、マクガフはランナーの位置を常に確認するという事に関して、猛省すべきだろう。

打線は、連打が出ないのは相変わらずで、ビッグイニングは作れない。基本的には1~4番で点を取るだけだ。5~8番に、それほどの威圧感はない。エスコバーはそこそこ調子は良いが、一発はないので怖くはないだろう。

坂口と山崎を入れ替えるなどしているが、山崎はトップバッター向きでは無いかなと個人的な感想。出塁率が打率の割には高くないので、1番・坂口、5番・山崎で良いのではないかなと思う。塩見がスタメンに定着してくれると助かるのだが・・・。今年が勝負だと思うので、しっかり頑張って欲しい。

珍プレーで逆転負けという、何とも言えない試合だったが、最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

日程 09/04(金)
対戦カード Swallows VS Dragons
対戦 13回戦
球場 明治神宮野球場
試合開始時間 18:00

予告先発

Dragons 柳裕也
Swallows 高梨裕稔


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