【F1:Rd.06】 第6戦 モナコGP 予選

モナコGP概要

2017年F1 Grand Prix 第6戦はモナコGP。コースはモンテカルロ市街地サーキットで、1周3.337kmのコースを、決勝では78周で争われる。市街地コースのため、幅が非常に狭く抜き所が少ない。1992年のモナコGPでは、トップを走行するAyrton Senna(McLaren:当時)に、2位のNigel Mansell(Williams:当時)が猛追し、そのあまりの速度差にマーシャルがブルーフラッグが振ってしまったり、当時の実況のフジテレビ・三宅アナが「ここはモナコ、モンテカルロ。絶対に抜けない!」と叫んだりといった、伝説のコースである。コース中に唯一のトンネルがあるが、抜けるとすぐにシケインだったりして気の抜けないコースである。

Q1セッション

セッション開始前の天候は晴れ、気温25℃、路面温度52℃。

Q1セッションは18分間で争われ、16~20位を決めるノックアウト方式である。

前戦・スペインGPでFelipe Massa(Williams)とのクラッシュにより、Stoffel Vandoorne(McLaren)は3グリッド降格が既に決まっている。さらに、インディ500に出場するため、モナコGPを欠場したFernando Alonsoに代わりステアリングを握るJenson Button(McLaren)も、マシンに今季5基目となるターボチャージャーとMGU-H(熱エネルギー回収システム)が導入されたことにより、合計15グリッド降格となっており、予選の結果にかかわらずほぼ最後尾からの決勝スタートとなる模様である。

Q1がスタートし、まずFerrari勢がコースの空いているうちにQ2進出に必要なタイムを叩き出そうという作戦で飛び出していった。その2台のFerrariは、2回目のアタックで既に1分13秒台を叩き出し、Q2進出はほぼ確実である。

FP3でクラッシュしたEsteban Ocon(Force India)のマシンは必死の修復作業が続けられ、何とかセッション終盤にはアタックができそうな様子。

残り時間4分を切ったところで、ノックアウトゾーンにはRomain Grosjean(Haas)、Lance Stroll(Williams)、Jolyon Palmer(Renault)、Marcus Ericsson(Sauber)、Pascal Wehrlein(Sauber)がいる。

Vandoorneは6番手のタイムをマーク。今季初めてQ2進出がほぼ確実となった。Buttonも11番手のタイムをマーク。

最後にGrosjeanがアタックを行い、12番手のタイムをマーク。これで、入れ替わりでEsteban Oconが16位となり、Q1敗退となった。Q1で敗退したのは以下の通り。

POS. Driver Team Time
16 Esteban Ocon Force India 1:14.101
17 Jolyon Palmer Renault 1:14.696
18 Lance Stroll Williams 1:14.893
19 Pascal Wehrlein Sauber 1:15.159
20 Marcus Ericsson Sauber 1:15.276

Q2セッション

Q2セッションは15分間で11位から15位を決めるセッション。

まず、Kimi Raikkonen(Ferrari)が1:12.780の好タイムをマーク。続いてSebastian Vettel(Ferrari)、Kevin Magnussen(Haas)と続いている。

Lewis Hamilton(Mercedes)はあわやクラッシュかといった場面を見せるなど、不安定な走行でまだ13番手のタイムしか出せていないが、ピットに戻ると抜き打ち車検に引っかかり、大きくタイムロス。果たして残りの時間でQ1進出可能なタイムを出せるのか。

一方、Valtteri Bottas(Mercedes)は4番手あたりのタイムを出しており、Hamiltonのマシンに何かが生じているのかも知れない。

残り時間2分半となって、Vandoorneが7番手、Buttonは9番手に位置しているが、Sergio Perez(Force India)がButtonを上回るタイムを出し、Buttonは10番手となる。

と、ここでVandoorneがクラッシュ!そのため、処理のためにタイムアタックはできず、14番手のタイムしか出せていないHamiltonがまさかのQ2敗退となった。また、クラッシュはしたが、7番手のタイムでVandoorneは初のQ3進出を決めた。そして、Buttonも10番手でQ3進出を決め、McLarenは今季初めて、2台揃ってのQ3進出となった。

Q2で敗退したドライバーは以下の通り。

POS. Driver Team Time
11 Daniil Kvyat Toro Rosso 1:13.516
12 Nico Hulkenberg Renault 1:13.628
13 Kevin Magnussen Haas 1:13.959
14 Lewis Hamilton Mercedes 1:14.106
15 Felipe Massa Williams 1:20.529

Q3セッション

Q3セッションは12分間で争われ、グリッド上位を決める争いである。

Q3セッションに残ったのは、Raikkonen、VettelのFerrari勢、Bottas、それからMax VerstappenとDaniel RiccialdのRed Bull勢、Carlos Sainz(Toro Rosso)、Perez、GrosjeanとMcLarenのButton、Vandoorneである。

VandoorneはQ2セッションでのクラッシュのため、Q3での走行は不可能であり、自動的に10番手となった。

残りの9台でのタイムアタックが始まり、まずはKimi Raikkonenが1:12:296のタイムをマーク。Ricciald、Bottas、Verstappenと続いている。Vettelがどのくらいのタイムをマークするかが注目である。Raikkonenがポールポジションを取れば2008年フランスGP以来のこととなる。Vettelは2011年以来のモナコGPでのポールポジションを狙っている。

最後のタイムアタックを終え、Vettel、BottasともにRaikkonenのタイムには届かず、Raikkonenが2008年フランスGP以来、通算17回目のポールポジションを獲得した。その他、10位までは以下の通り。

POS. Driver Team Time
1 Kimi Raikkonen Ferrari 1:12.178
2 Sebastian Vettel Ferrari 1:12.221
3 Valtteri Bottas Mercedes 1:12.223
4 Max Verstappen Red Bull 1:12.496
5 Daniel Ricciald Red Bull 1:12.998
6 Carlos Sainz Toro Rosso 1:13.162
7 Sergio Perez Force India 1:13.329
8 Romain Grosjean Haas 1:13.349
9 Jenson Button McLaren 1:13.613
10 Stoffel Vandoorne McLaren –:–
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