【レース概要】
コース概況
天候 | 晴 |
---|---|
気温 | 21℃ |
路面温度 | 41℃ |
路面状況 | ドライ |
【レース内容】
F1イギリスGP決勝:劇的決着、ハミルトン満身創痍の優勝。フェルスタッペンわずか...F1第4戦イギリスGPの決勝レースが行なわれ、メルセデスのルイス・ハミルトンが優勝した。jp.motorsport.com2 Pocketshttps://jp.motorsport.com/f1/news/rd4-britishgp-race-report/4848368/
気温21℃、路面温度41℃と、割とさわやかな気候のもと、2020年シーズンF1第4戦・British GPの決勝レースが始まろうとしている。
ピットレーンスタートを選択したRacing PointのNico Hulkenbergであるが、どうやらPower Unitのトラブルで出走できない模様。せっかく、巡ってきたチャンスを活かすことが出来ず、さすがに残念そうだ。
Formation Lapを終え各車、自分のグリッドに付く。シグナルがオールブラックアウトし一斉にスタート!特に大きな混乱はなかったようだ。
1周目、最終コーナーでKevin Magnussen(Haas)のマシンがコースアウト!どうやらAlexander Albon(Red Bull)のマシンと接触し、押し出された模様。Magnussenはここでリタイア。
すぐさまMagnussenのマシンを回収するため、セーフティカーが導入される。そのまま5周目を終えたところでセーフティカーがコースから退き、レースが再開される。
7周目、Albonがピットイン。ハードタイヤに交換。先ほどのMagnussenとの接触による影響がないか心配される。
12周目、Daniil Kvyat(AlphaTauri)が激しくスピン!フロント部分とリア部分にかなりの損傷が観られ、そのままリタイア。チームメイトのPierre Gaslyも無線で心配している。Kvyatは無線で、「みんな、ごめんなさい」と謝罪し、自らマシンを降りた。どうやら身体的には無事のようだ。
なお、Kvyatのスピンにより本日2度目のセーフティカー導入。
19周目、再びレース再開。Albonに5秒加算ペナルティ。Magnussenとの接触による模様。レースアクシデントとはみなされなかったようだ。
27周目、Romain Grosjean(Haas)に黒白旗が提示される。Carlos Sainz(McLaren)がGrosjeanをオーバーテイクしようとした際のブロックが危険と判断された模様。但し、警告に留まった。
37周目、唯一タイヤ交換をしていなかったGrosjeanがピットイン。ハードタイヤに交換しピットアウト。しかし、ピットアウトにもたつき最後尾17番手でコース復帰。
38周目、Pierre Gasly(Alpha Tauri)がSebastian Vettel(Ferrari)をオーバーテイク!Gaslyは10番手に浮上した。Vettelは開幕からあまり目立たない。
45周目、AlbonがRussellをオーバーテイク、13番手に浮上!46周目にはEsteban Ocon(Renault)がLance Stroll(Racing Point)をオーバーテイク、8番手に浮上した。
49周目、Kimi Raikkonen(Alfa Romeo)がスローダウン、マシンのパーツが落下した模様。また、GaslyがStrollをオーバーテイク、9番手に浮上!
50周目、残すところあと2周というところで2位走行中のValtteri Bottas(Mercedes)がいきなりスローダウン!どうやらタイヤがパンクした模様。Max Verstappen(Red Bull)が2位浮上、ピットインを行いファステストラップを狙う。
いよいよ迎えた最終ラップ、なんとSainzのマシンもタイヤがパンク!そして悠々とトップを走行していたLewis Hamilton(Mercedes)もパンク!タイヤの生存競争と化した最終ラップ、Hamiltonは2位・Verstappenとの差は30秒以上。Verstappenは追いつけるか?
熾烈な争いの最終ラップ、Verstappenはファステストラップの1:27.097を叩き出すも、5秒あまり届かず、優勝はLewis Hamilton!最後は火花を散らしながらチェッカーを受けた。3位にはCharles Leclerc(Ferrari)が入った。
やや、Pirelliタイヤへの信頼性・耐久性に疑問符が付いたが、最後に波乱の展開を見せたBritish GPはMercedesの突出した速さで築いたマージンが最後にチームを救った形となった。また、ファステストラップ狙いに切り替えたVerstappenは、もしタイヤ交換をしていなければ優勝していた可能性が高く、ややもったいないレースになってしまったが、結果論なので仕方ないといえる。あの時点では最善策だっただろう。
最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。
以下、レースの結果は以下の通り。
Race Result
POS. | Car No. | Driver | Team | Time | Point | Remarks |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | Lewis Hamilton | Mercedes | 1:28:01.283 | 25 | |
2 | 33 | Max Verstappen | Red Bull | 1:28:07.139 | 19 | Fastest |
3 | 16 | Charles Leclerc | Ferrari | 1:28:19.757 | 15 | |
4 | 3 | Daniel Riccialdo | Renault | 1:28:20.933 | 12 | |
5 | 4 | Lando Norris | McLaren | 1:28:23.560 | 10 | |
6 | 31 | Esteban Ocon | Renault | 1:28:28.220 | 8 | |
7 | 10 | Pierre Gasly | AlphaTauri | 1:28:32.471 | 6 | |
8 | 23 | Alexander Albon | Red Bull | 1:28:33.953 | 4 | |
9 | 18 | Lance Stroll | Racing Point | 1:28:38.594 | 2 | |
10 | 5 | Sebastian Vettel | Ferrari | 1:28:43.140 | 1 | |
11 | 77 | Valtteri Bottas | Mercedes | 1:28:43.450 | 0 | |
12 | 63 | George Russell | Williams | 1:28:53.287 | 0 | |
13 | 55 | Carlos Sainz | McLaren | 1:28:54.653 | 0 | |
14 | 99 | Antonio Giovinazzi | Alfa Romeo | 1:28:55.488 | 0 | |
15 | 6 | Nicholas Latifi | Williams | 1:28:55.832 | 0 | |
16 | 8 | Romain Grosjean | Haas | 1:28:56.333 | 0 | |
17 | 7 | Kimi Raikkonen | Alfa Romeo | +1Lap | 0 | |
Ret | 26 | Daniil Kvyat | AlphaTauri | 11Laps (Spin off) | 0 | Retire |
Ret | 20 | Kevin Magnussen | Haas | 1Lap (Collision) | 0 | Retire |
Ret | 27 | Nico Hulkenberg | Racing Point | 0Lap (Power Unit) | 0 | Retire |
#99 Antonio Giovinazzi:セーフティカー導入中に減速しなかったため5秒加算ペナルティ。
※Racing Pointの結果は暫定:Renaultよりレギュレーションに関する抗議に対する結果により決定される。
2020/08/03 12:00 (JST)