【清水】後半、残りわずかな時間に追い付かれ勝ちきれず王者相手にドロー (12/05)

試合結果

J1 第31節 2020.12.05(土)
14:00 キックオフ
試合会場:IAIスタジアム日本平

清水
(25)
2 前半 1 川崎F
(76)
0 後半 1
2 合計 2

※チーム名の下の括弧数字は試合終了後の勝点

得点者

清水 川崎F
11′ カルリーニョス・ジュニオ 21′ 田中碧
40′ ヘナト・アウグスト 89′ 山根視来

【試合概要】

前節、圧倒的な強さで2020年シーズンのJ1優勝を果たした川崎に対し、今季17位と低迷する清水がどのように戦うのか。戦えるのか。新監督の下でやってきたサッカーがどこまで通用するかが見所の一戦。

清水イレブンはピッチ中央で二手に分かれて拍手をしながら、その間を入場する川崎イレブンを迎え入れるという、優勝チームへのリスペクトを示した光景が見られた。また、11月25日に逝去したDiego Armando Maradona(ディエゴ・アルマンド・マラドーナ)氏への黙とうも捧げられた。

そんな催しのあと、発表された清水のスターティングイレブンは以下の通り。

FW:後藤優介、カルリーニョス・ジュニオ
MF:西澤健太、竹内涼、ヘナト・アウグスト、金子翔太
DF:立田悠悟、ファンソッコ、ヴァウド、エウシーニョ
GK:大久保択生

中村慶太に変わって竹内涼がスターティングメンバーに名を連ねた。4-4-2のシステムが採用されている。

【試合経過】

10分、清水。川崎のボールをカットしてカルリーニョス・ジュニオが川崎陣内に入ると右サイドの西澤へ。西澤が中央へクロスを入れると中央の竹内がボールに触ってファーサイドに流したところ、カルリーニョスが走り込んできてシュート!これが川崎ゴール左隅に決まり、清水が王者・川崎から先制点を挙げる。【Goal!! 清1-0川】

19分、川崎。清水陣内左サイドでボールを受けた田中碧が中央の守田英正にボールを渡すと再度ボールを受けペナルティエリア内のレアンドロ・ダミアンへ。レアンドロがヒールでボールを後ろに落とすとそこに田中碧が走り込み強烈なシュート!これが清水ゴールに突き刺さり、川崎がすかさず同点に追い付く。【Goal!! 清1-1川】

22分、清水。西澤から右サイドでボールを受けたエウシーニョが中へ移動していき、最後は中央の金子へパス。金子が1トラップでシュートを狙うが川崎DFに奪われる。そのボールが田中碧の足にあたり、ゴールに吸い込まれそうになるがギリギリのところで谷口彰悟にクリアされる。

28分、川崎。ピッチの中央左サイドの旗手怜央から中央の守田へ。守田はそのまま素早く右サイドの山根へ。山根が中央へクロス。これをレアンドロがシュートを狙うが足に当たらずボールはファーサイドへ。そこに走り込んできた田中が強烈なシュートを放つ!しかし、これをGK・大久保がファインセーブでしのぐ。

39分、清水。川崎陣内右サイド45度、ゴールまで25mほどの位置でFKを得る。キッカーは西澤。ニアサイドに上げたボールをヘナトが保持し、川崎DF陣を買わしながらシュート!これが川崎ゴール内に転がり込み、清水が勝ち越し点をあげる。【Goal!! 清2-1川】

48分、清水。左サイドでボールを持って上がった竹内から後藤と1-2、中央の西澤へ。西澤が胸で1トラップすると左足で強烈なシュート!しかし、クロスバーに弾かれ、ゴールならず。

78分、川崎。右サイドでボールを受けた山村和也。縦パスで中村憲剛へ。そしてワンタッチで田中へ。田中は右サイドの裏を走り込んできた山根へスルーパス。山根が中央へクロスを入れると、走り込んできた小林悠が足に当てるが、ボールはクロスバーに。こぼれ球をさらに齋藤学がシュートを放つが、これはサイドネットへ。清水、ピンチを脱する。

88分、川崎。右サイドでボールをキープした齋藤が中央の旗手にボールを預ける。旗手は中央に入ってきた斎藤へ再びボールを受け渡す。斎藤は三苫へパス。三苫はそのボールを中央の山根へ。山根は清水ゴール前でGKと1対1となり、冷静に清水ゴール右隅へボールを蹴り込む。土壇場で川崎が同点に追いついた。【Goal!! 清2-2川】

90分+1分、川崎。清水陣内で小林がポストプレーで三苫へボールを渡す。三苫がボールを持って上がり前方の齋藤へスルーパス。斎藤のシュートは上手くヒットせず、ゴールへ向かうもラインを割る前にエウシーニョが何とかカバーしクリア。

試合はそのまま終了、2-2の同点に終わった。

【試合感想】

さすがに今季、独走でJ1を制した川崎相手には、簡単には勝たせてもらえなかった。対川崎はこれで公式戦では11戦勝ち星無し。苦手意識もあったのだろうか。

しかし、そんな相手に対し2得点し、負けなかったのは「サッカー王国」清水のせめてもの意地か。攻撃時は随所に西澤のプレーが光っていた。

守備陣も頑張ってはいたが、最後は体力がもたなかったか、身体が動いておらず、痛恨の同点弾を叩き込まれてしまった。しかし、圧倒的な攻撃力を持ち、2月のルヴァンカップで1-5、8月のリーグ戦で0-5と大敗を喫した相手に対して、良く守ったと言えるだろう。

次戦も苦手な鹿島が相手。せめて勝ち点を積み上げていきたいところだ。

最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次節(第32節)

日程 2020/12/12
試合開始 16:00
相手 鹿島
試合会場 カシマサッカースタジアム


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