試合結果
J1 第27節 2020.11.14(土)
14:00 キックオフ
試合会場:IAIスタジアム日本平
清水 (20) |
0 | 前半 | 0 | C大阪 (49) |
3 | 後半 | 1 | ||
3 | 合計 | 1 |
※チーム名の下の括弧数字は試合終了後の勝点
得点者
清水 | C大阪 | ||
49′ | ヘナト・アウグスト | 67′ | 清武弘嗣 |
86′ | 中村慶太 | ||
90’+4′ | カルリーニョス・ジュニオ |
【試合概要】
前節ではクラモフスキー氏が監督を辞任し、平岡宏章新監督の下、イニエスタ率いる神戸に3-1と快勝した。その勝利で自分たちのサッカーに自信を持つことが出来たかどうか、今節の内容で判断できるだろう。今節のC大阪はアウェーで2-0で負けている相手。前節の調子をそのままに、アウェーでの戦いの借りを返したいところだ。
スターティングメンバーは以下の通り。
FW:後藤優介、カルリーニョス・ジュニオ
MF:西澤健太、竹内涼、ヘナト・アウグスト、金子翔太
DF:金井貢史、ファンソッコ、ヴァウド、エウシーニョ
GK:梅田透吾
メンバーは同じだが布陣が4-3-3から4-4-2に変更されている。
【試合経過】
13分、C大阪。清水陣内左サイド深くでボールをもらった丸橋祐介。エウシーニョの股の間を抜くパスで清武弘嗣とワンツー。そのボールを中央に送るが、竹内が足を出して懸命に阻止。
21分、C大阪。センターサークル付近からレアンドロ・デサバトが右サイドへ展開。このボールを松田陸が受けて、中央へクロスを上げる。奥埜博亮がムネでトラップして右側へ落としたところに豊川雄太が詰めてシュート!しかしボールは枠を大きく外れる。
24分、清水。エウシーニョが自陣ペナルティエリア付近で相手のボールをカットすると、そのまま自分で持ち上がる。竹内→金子と繋いでゴール前へ。左サイドを駆け上がってきた後藤に預け、後藤がシュートを打つが、これは大きく枠を外れていった。
40分、清水。DFの裏に抜けたカルリーニョスにボールが渡り、一旦ボールを下げて再びペナルティエリア内の後藤へ。後藤はカルリーニョスへパス、カルリーニョスが中に入れようとしたが相手DFにあたって跳ね返る。そのボールを課内がシュート!しかし枠の右へと外れる。
45分+1分、清水。左サイドでCKを得る。キッカーは西澤。クロスは相手のヘディングによりこぼれ球となる。そのこぼれ球を後藤がシュート!しかし、味方に当たる。その跳ね返ったボールをカルリーニョスがシュートを打つが相手DFに防がれる。跳ね返ったボールを左サイドへ流し、西澤がクロスを上げヘナトがヘディングシュート。しかし、枠を捉えられない。
後半に入り、金子に代わり中村慶太を、後藤に代わり鈴木唯人を起用。
48分、清水。センターサークル付近でパスを受けたヘナトが右側にいた西澤に浮き球でパス。それをヘナトにヘディングで繋ぎ、ヘナトは再度ヘディングで左のカルリーニョスへ。カルリーニョスがヘディングでボールを落としてヘナトへ。ヘナトはゴール前へ突進し、GKキム・ジンヒョンを浮き球で交わし、その浮き球をバイシクルシュートを放つ!これがC大阪ゴールに決まり、清水がホームで先制点を奪う。【Goal!! 清1-0C大】
50分、清水。ディフェンスラインからボールを受けたカルリーニョスが左サイドを突破していく。クロスを入れるが木本恭生に阻まれる。しかし、木元がプレーにもたついている間に右サイドから上がってきた西澤が、木元がパスを出す瞬間に足を出してパスを妨害。こぼれ球をカルリーニョスが拾い、左足でシュートを放つが、これは相手GKキム・ジンヒョンにファインセーブされる。
66分、C大阪。清水陣内中央付近でレアンドロがボールを受け、右サイドの松田陸へ流す。松田は右前方の坂元達裕へボールを送る。清水陣内右サイド深くでボールを持った坂元はペナルティエリア付近でファーサイドにクロスボールを挙げる。そのボールに反応した清武弘嗣がヘディングシュート!これが清水ゴールに突き刺さり、C大阪が同点に追いつく。【Goal!! 清1-1C大】
84分、清水。C大阪陣内、中央やや右寄りでボールを受けた中村が左に動きながら中央のカルリーニョスへ。カルリーニョスがノートラップでそのまま中村に返すと、中村がそのままシュート!これがC大阪ゴール右隅に決まり、中村の今季初ゴールで清水が勝ち越す!【Goal!! 清2-1C大】
90分+3分、清水。自陣ペナルティエリア付近でのディフェンスからボールを奪い、ヘナトから中村へ。中村は縦へのロングパスでティーラシン・デーンダーへ。ティーラシンはGKと1対1となり、シュートを放つが、GKキム・ジンヒョンに防がれる。しかしこぼれ球を拾ったティーラシンがフィールド中央を駆け上がってきたカルリーニョスにパス。カルリーニョスはこのボールを正確にC大阪ゴールに蹴り込み、清水がダメ押しの3点目をアディショナルタイムに奪った。【Goal!! 清3-1C大】
90分+5分、C大阪。清水陣内、ペナルティエリア外、左側でFKを得る。キッカーは清武。しかし、清水の壁に防がれる。ボールがラインを割って、試合終了。
清水が3-1で勝利し、今季初の連勝を飾った。平岡新体制、2連勝スタートとなった。
【試合感想】
今節は4-4-2とシステムを変えてきたが、基本的なパターンは前節と変わらず、両サイドが動き回りながら、時折、中から勝負を仕掛ける。FKやCKなどのセットプレーを得意としているが、この日はロングパスやショートパスを駆使し、相手のマークをずらしながらの攻撃が非常に功を奏していた。
そして、精神的な余裕が出来たのか、最後の仕上げであるシュートが枠内にかなり入るようになった(シュート本数19本中、枠内シュートは8本)。ボールの支配率こそ相手に劣っているが、これも前節と同じパターンで、相手にボールは持たせるが最後のディフェンスでキッチリ守り切ることが出来ている。
1点は取られたものの、全体的に守備が向上しており、完全に裏を取られたり、自陣ゴール前でのミスであったり、そうしたことが大きく減ったため、失点が減っている。やはり、サッカーはまず守備からだと、今季ずっと言い続けてきたが、ここに来てようやくそのサッカーが出来ている。3点目はまさにゴール前での守備を耐えたあとのカウンターからの1点であり、これが出来るはずのチームであったから、ようやくそれを見せてくれたな、という感じ。
日本平に早く行ってみたいなと思わせる試合だった。最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。
次節(第28節)
日程 | 2020/11/21 |
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試合開始 | 14:00 |
相手 | 札幌 |
試合会場 | 札幌ドーム |