【清水】平岡新監督の下で３発、８戦ぶり勝利！ (11/03)

試合結果

Ｊ１　第26節　2020.11.03（火）
15:00　キックオフ
試合会場：IAIスタジアム日本平

※チーム名の下の括弧数字は試合終了後の勝点

得点者

【試合概要】

５連敗後、２戦連続で引き分け、７戦連続で白星無しの清水は８戦ぶりの勝利を目指す。平岡宏章新監督の下、どのような戦術で戦うのか。相手はアウェーで敗れている神戸。イニエスタが復帰して攻撃力が増しているだけに、どれだけしっかりと守れるのかがポイントだろう。清水のスターティングメンバーは以下の通り。

FW：西澤健太、カルリーニョス・ジュニオ、金子翔太
MF：竹内涼、後藤優介、ヘナト・アウグスト
DF：金井貢史、ファンソッコ、ヴァウド、エウシーニョ
GK：梅田透吾

中村慶太の代わりに竹内涼が左サイドに起用された。このところディフェンスが安定している４－３－３のシステムが採用された。

【試合経過】

15分、神戸。イニエスタからボールを受けたドウグラス。ヒールで流すが誰もおらず、清水ボールに。ヴァウドがGK・梅田にバックパス。その際、トラップが大きくなり、田中順也に詰められるが、何とか梅田がボールを防ぎ、事なきを得る。

32分、神戸。右CKを得る。キッカーはイニエスタ。クロスボールをドウグラスが後ろへパス。そこにいた山口蛍が狙い澄ましたようにゴール右隅へシュート！これが清水ゴールに突き刺さり、神戸が１点を先制する。【Goal!! 清０－１神】

58分、清水。神戸陣内でボールを回しているところを執拗に追いかけ、神戸陣内中央付近でボールを奪う。後藤から竹内へ、そして再び右サイドにいた後藤にパス。後藤がそのボールをそのままシュート！しかし、神戸GK・前川黛也に弾かれゴールならず。

59分、清水。先ほどのプレーで右CKを得る。キッカーは西澤。中央付近へ上げたクロスに、ほぼフリーだったヴァウドがヘディングシュート！これが神戸ゴールに突き刺さり、清水が同点に追い付く。【Goal!! 清１－１神】

63分、神戸。清水陣内中央付近で、左サイドからイニエスタ→安井拓也→ダンクレーへと右へ右へと繋いで、ペナルティエリア外やや右側付近からダンクレーがミドルシュート！しかし、GK・梅田が弾く。

74分、清水。神戸陣内で神戸ボールのスローイン。こぼれ球を竹内が拾い、鈴木唯人へ。鈴木から中央でフリーで待つ西澤に預ける。西澤はフリーで右サイドを走ってきたエウシーニョへパス。エウシーニョがこれを１トラップして強烈なシュート！これが神戸ゴールに突き刺さり、清水が逆転に成功する！【Goal!! 清２－１神】

80分、清水。センターライン付近で相手ディフェンダーからのパスをカットした西澤がカルリーニョスへパス。カルリーニョスは切り返しで相手をかわし、右サイドを駆け上がった西澤へ再びパス。西澤はファーサイドにクロスを上げる。そこにいた中村慶太がヘディングでシュートするが、勢いがなく相手GK・前川にキャッチされてしまう。

81分、清水。相手ディフェンダー・大崎玲央から前戦へのフィードを清水がヘディングでカット。こぼれたボールを鈴木唯人が前方へ運びペナルティエリア付近からそのまま左足でシュート！しかし、ゴール右に外れてしまう。

86分、清水。神戸陣内右サイドでFKを得る。キッカーは西澤。ゴール前へ上げたクロスボールに金井が反応しヘディングシュート！これが神戸ゴールに三度突き刺さり、清水が２点のリードを奪う。【Goal!! 清３－１神】

試合はその後、大きな動きは無く試合終了。清水が８試合振りの勝利を飾り、平岡新監督の初陣を飾った。

【試合感想】

４－３－３のシステムに変更してから、ディフェンスでの大きな混乱やプレーのミス、裏のスペースを取られるなどといったピンチを招くプレーが減っていた。そのプレースタイルを平岡新監督は踏襲したようだ。

１点を取られはしたが、その後は相手にビッグチャンスをほとんど与えず、枠内シュートも２本と、相手の攻撃の芽を早い段階でかなり摘んでいた。

ボール支配率やパスの本数こそ神戸に圧倒されていたが、ピンチに陥るようなパスは前半にそこそこあったくらいであろう。

何よりもシュート本数１７本（うち枠内６本）や走行距離、スプリントで相手を圧倒したことが、攻撃的サッカーを目指す清水としては良い指標だと思われる。

まずはしっかり守って一気呵成に攻撃に転じたたみ掛ける。こういうサッカーをたぶん、クラモフスキー前監督はやりたかったのだろう。平岡新体制の下、今日のような試合をしていけば、来季はもっと闘えるチームになっているだろう。

最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

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