【清水】中２日でオルンガ不在の柏相手に中１２日の清水がスコアレスドロー (10/31)

試合結果

Ｊ１　第25節　2020.10.31（土）
16:00　キックオフ
試合会場：三協フロンテア柏スタジアム

※チーム名の下の括弧数字は試合終了後の勝点

【試合概要】

３度目の５連敗後、第２３節は引き分けで勝ち点１を挙げた清水。今節はアウェイで柏と対戦。これまで１９勝２５敗５分けと分が悪い。しかも今季の柏は上位に付けており、第１４節のホームでの試合では１－２で敗れている。その借りを返すことができるか。

今節のスターティングメンバーは以下の通り。

FW：カルリーニョス・ジュニオ、西澤健太、金子翔太
MF：中村慶太、後藤優介、ヘナト・アウグスト
DF：金井貢史、ファンソッコ、ヴァウド、エウシーニョ
GK：梅田透吾

フォーメーションとしては４－３－３と言う布陣。中村慶太とヘナト・アウグストの両サイドがやはり守備時の鍵となるだろう

【試合経過】

3分、清水。右CKを得る。キッカーは西澤。ほぼ中央に上げたクロスをヘナトがヘディングシュート！しかし、ボールはクロスバーの上を越えていった。

15分、柏。清水陣内右サイドでボールを保持。川口尚紀と江坂任のボール交換から江坂が低いクロスボールを挙げる。こぼれ球が中央に張っていた呉屋大翔の前に。呉屋がこれをそのままシュート！しかし、これはGK・梅田が正面で弾き、事なきを得る。

18分、清水。センターライン付近でボールを受けた西澤。ボールを運ぶが足に付かず、柏・大谷秀和に蹴り出されるが、前方のカルリーニョスに渡る。カルリーニョスがペナルティエリア内左側から折り返したボールに金子が飛び込むが、間に合わず。

45+1分、清水。右CKを得る。キッカーは西澤。グラウンダーのクロス、ニアのエウシーニョがスルーして中央のカルリーニョスがシュートするが、相手GKの正面。このプレー後に前半終了。

58分、柏。右CKを得る。キッカーはクリスティアーノ。クロスボールをヴァウドがクリア。そのボールを柏・小林祐介が中へヘディングで折り返す。このボールをボレーに行った呉屋が空振り。清水、ピンチを脱する。

63分、清水。柏陣内右サイド、ゴールまで25mほどの位置でFKを得る。キッカーは西澤。ニアサイドのエウシーニョが後ろにそらしてカルリーニョスの下へ。しかし、カルリーニョスのシュートは枠を捉えられず。

71分、清水。柏のバックパスが西澤に渡る。西澤がセンターサークル付近からボールを持ち込み、左サイドに展開したティーラシン・デーンダーへ。ティーラシンがペナルティエリア左サイドからシュート！しかし、柏GK、キム・スンギュに弾かれてしまう。

76分、清水。ペナルティエリアの外側左サイドでFKを得る。キッカーは西澤。直接ゴールを狙うがクロスバーの上に当たりゴールならず。

81分、柏。ディフェンスラインからパスで繋いで神谷優太がボールを運び、クリスティアーノとの１－２でスペースを作りペナルティエリア外からシュート！しかし、これはGK梅田の手にあたり右ゴールポストに跳ね返されゴールならず。

84分、柏。清水陣内中央付近で瀬川祐輔がボールを受ける。前方の呉屋にボールを渡すと、呉屋はヒールで神谷にボールを流す。神谷が鋭いシュートを放つが、GK・梅田が正面でガッチリキャッチ。

90+2分、清水。左サイドから西澤がクロスをペナルティエリア付近にあげる。ティーラシンが流したボール、右サイドにいたカルリーニョスがシュートを打つが、サイドネットを揺らしただけ。

試合はスコアレスのまま終了。０－０のドローに終わった。

【試合感想】

第２３節に続き、引き分けで勝ち点１を挙げることができた。珍しく４－３－３の布陣で、アウェイではあったがボールの支配率も高く、FKの数やパス成功率も高かった。何度か決定機はあったが決められないのは今の清水では、まあ仕方ないところだろう。

むしろ、相手の攻撃を０点に封じたディフェンスを今節では褒めたい。完全に相手をゴール前でフリーにした場面はほぼ無かったと言って良く、誰かしらプレッシャーを掛けに行っていた。この戦い方であれば、大きな失点は無いと思われる。

あとは、西澤を起点としたセットプレーからの得点か、外国人勢の個人技などで決定機に確実に点を取れるよう、頑張って欲しい。

※なお、この原稿を書いている時点（11/1）で、ピーター・クラモフスキー監督の解任が決まった。後任には平岡宏章コーチが後任に決まったようだ。さすがに、フロントも我慢ができなかったようだ。一応、クラモフスキー氏にはお疲れ様でした、と伝えたい。そして平岡新監督には、まずは守備に重点を置いた「負けないサッカー」を目指してもらいたい。

次節（第26節）

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