【燕】延長10回引き分け、2年連続の最下位 目の前では胴上げ (10/30)

試合結果

10月30日(金) 対Giants 20回戦(東京ドーム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 TOTAL H E
Swallows 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 8 0
Carp 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 3 7 0
Swallows 廣岡大志5号(ソロ) (3回:今村)
Giants 岡本和真28号(2ラン) (3回:歳内)

【試合概要】

ゲーム展開

Giantsの先発は今村信貴。ここまで10試合に登板、3勝したあとに連敗し、前回登板で4勝目を挙げた。優勝のかかる大事な試合の先発を任された。一方のSwallowsの先発は歳内宏明。優勝のかかったチームの本拠地で、簡単に優勝させない気迫を見せられるか。両先発で試合開始。

3回表、Swallowsの攻撃。この回の先頭は7番・廣岡大志。1ボールからの2球目、高めのシュートを逆方向へ高々と打ち上げた打球はそのままライトスタンドへ。廣岡の第5号ソロホームランでSwallowsが1点を先制する。【巨0-1ヤ】

3回裏、Giantsの攻撃。1アウトから2番・松原聖弥にフルカウントから四球を与えてしまう。続く3番・坂本勇人の初球で松原が盗塁を決め、1アウト2塁。坂本は2球目を打ち、鋭い当たりだがサード正面のライナーに打ち取り2アウト2塁。ここで4番・岡本和真。2ボール2ストライクからの5球目、内角低めのストレートを振り抜いた打球はレフトスタンド中段まで運ばれてしまう。第28号2ランホームランで逆転を許す。【巨2-1ヤ】

5回表、Swallowsの攻撃。1アウトから廣岡が四球を選び、この日は8番・セカンドに入った高卒ルーキー・長岡秀樹の2球目に廣岡が盗塁。1アウト2塁。長岡は3球目、やや甘く入ったスライダーをレフト前に運び、1アウト1、3塁のチャンス。長岡はこれがプロ初ヒットとなった。続く歳内は2球目をスクイズ。だが、キャッチャーファウルフライに倒れスクイズ失敗!キャッチャー・大城卓三がサードへ送球するがワンバウンドし、ボールがこぼれている間に1塁ランナー・長岡が2塁へ。2アウト2、3塁と変わる。打順はトップに返って塩見泰隆。2球目の甘く入ったストレートを逆らわずにライト前へ。3塁ランナーが生還し、塩見のタイムリーヒットで同点に追い付いた。【巨2-2ヤ】

6回裏、Giantsの攻撃。この回先頭の丸佳浩に3ボール1ストライクから落ちきらなかったフォークボールを捉えられ、打球は右中間方向へ。ライト廣岡が飛び込むが届かず。丸のツーベースヒットでノーアウト2塁。続く重信慎之助は初球のストレートを打ってセンターフライ。丸はタッチアップで3塁へ。1アウト3塁のピンチを迎える。続く大城卓三に甘く入ったフォークボールを逆方向に叩かれ、打球は三遊間を破りレフト前へ。3塁ランナーに生還され、Giantsに1点を勝ち越される。続く8番・ウレーニャはレフトフライに打ち取る。今村に代打・田中俊太が送られ、ストレートの四球を与える。2アウト1、2塁。ここで歳内を諦め、2番手投手に寺島成輝を起用。また、Giantsは吉川尚輝に代打・中島宏之を起用。寺島は2ストライクから粘られ、5球目のカーブを巧くレフト前に運ばれる。これで2アウト満塁となる。Giantsは代打攻勢で、松原聖弥に代わり石川慎吾を送る。しかし、寺島は初球のカットボールを打たせ、ショートゴロで3アウト。この回を何とか1失点で切り抜けた。【巨3-2ヤ】

7回表、Swallowsの攻撃。この回からGiantsは鍵谷陽平がマウンドへ。先頭打者の中村悠平が四球を選んで出塁。続く廣岡がフルカウントから外角のストレートを逆らわずに弾き返し、1、2塁間を破るライト前ヒット。これでノーアウト1、2塁。長岡は3ボールから送りバントを決め、1アウト2、3塁。寺島に代打・青木宣親が送られる。2ボールとなったところで申告敬遠。1アウト満塁のチャンス。打順はトップに返って塩見。しかし、塩見は初球を打ってセカンドゴロゲッツーに倒れ、チャンスを逸する。

8回表、Swallowsの攻撃。この回からGiantsはマウンドに高梨雄平を送る。1ボール2ストライクから、この回先頭の坂口智隆は死球を受け出塁。代走に山崎晃大朗が送られる。3番・西浦直亨の初球で山崎が盗塁を決め、ノーアウト2塁のチャンス。西浦はバントの構えからバスターに切り替えるがボテボテのピッチャーゴロで1アウト2塁。4番・村上宗隆は空振り三振に倒れ、2アウト2塁。ここでGiantsはピッチャーを高梨に代えてデラロサにスイッチ。レフトの守備も石川から若林晃弘に交代させた。ここで5番・エスコバーが4球目のスライダーを捉え、右中間を破るタイムリースリーベースヒット!これでSwallowsが同点に追いついた。【巨3-3ヤ】

8回裏は昨日、3点を追い付かれた清水昇が三者凡退で切り抜ける。9回裏、マクガフが2アウト満塁のピンチを迎えるが、最後は丸を空振り三振に打ち取り延長戦へ。

10回表、Swallowsは1アウトからヒットでランナーを出すが後続が続かず、勝利がなくなる。この瞬間、Giantsが2年連続38回目の優勝が決まる。

10回裏、Giantsの攻撃。Swallowsは石山泰稚をマウンドへ。先頭バッターの重信を四球で歩かせるが、後続を断ち、試合終了。

3-3の延長10回、引分けで試合は終わった。なお、この試合でGiantsの2年連続38回目の優勝が決まり、Swallowsは2年連続の最下位が確定した。

試合感想

この試合に関しては、先発の歳内宏明は最低限の仕事はしたと思う。3点目は余計だったかもしれないし、あと1人、アウトを取ってQSは達成して欲しかったが、何とか目の前での胴上げを阻止したいという気持ちのようなものはあった。4四球とあまりコントロールが良くないなりに粘ったと思う。

マクガフは相変わらずの劇場を披露してくれたが、概ね中継ぎ陣もしっかりと抑えてくれたので、個人的には投手陣については満足している。

打線の方は、何とか追い付いてはくれたが、やはりチャンスでたたみかける攻撃ができておらず、その辺が今季なかなか勝てない原因かなと思う。最下位を脱出したければ、取れるときにできるだけ点を取るという攻撃が必要なので、野手陣の底上げは急務である。

FAの関係で来季は山田哲人、石山泰稚、小川泰弘がいないという事態も考えられるので、彼らの後釜になれるような若い選手が出てくることを期待したい。ただ、今季もかなり若手を起用し、それなりの結果は出しているので、1軍のレベルでレギュラー定着してくれる選手が出てきてくれることを願いたい。

まだシーズン、残り試合はあるが、上手に若手の選手を鍛えながら来季を見据えた戦いをしてもらいたい。

相手本拠地での胴上げ、そうとう悔しい思いをしているだろう。いや、してもらわないと困るのだが、そんな選手達に、来季こそはと発憤してもらいたい。

最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

日程 10/31(土)
対戦カード Giants VS Swallows
対戦 21回戦
球場 東京ドーム
試合開始時間 14:00

予告先発

Swallows 小川泰弘
Giants 菅野智之


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