【燕】2番手梅野誤算、6回に2失点逆転負け (10/23)

試合結果

10月23日(金) 対Dragons 21回戦(明治神宮野球場)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 TOTAL H E
Dragons 1 0 0 0 1 2 0 0 0 4 10 0
Swallows 0 2 0 0 1 0 0 0 0 3 4 2
勝投手 又吉克樹 (4勝0敗0S)
敗投手 梅野雄吾 (3勝1敗0S)
セーブ 祖父江大輔 (1勝0敗1S)
Swallows 塩見泰隆6号(2ラン) (2回:ロドリゲス)

【試合概要】

ゲーム展開

Swallowsの先発は今季6試合目の登板の歳内宏明。1勝挙げた試合以外では5回を超えて投げたことはなく、球数と失点をいかに少なくして長い回を投げ抜けるかが課題だ。一方、Dragonsの先発はロドリゲス。2勝したあと4連敗していたが、前回登板で3勝目を挙げた。だが、こちらもあまり長い回を投げておらず、序盤の失点が多いため、なかなか勝ち星に結びつかなかった。両先発で試合開始。

この日のSwallowsはスタメンからセカンド・山田哲人、レフト・青木宣親、ショート・エスコバーが外れ、セカンドには長岡秀樹、ショートに武岡龍世と、今日1軍登録されたばかりの2人が入った。外野陣はレフトに坂口智隆、センターに塩見泰隆、ライトに山崎晃大朗という布陣。やや攻撃力に不安があるスタメンだが、今日は主力を大胆に休ませた。

1回表、Dragonsの攻撃。簡単に2アウトを取ったあと、3番・阿部寿樹に3球目のやや外寄りのストレートをセンター返し。2アウトランナー1塁。続く4番・ビシエドに四球を与え2アウト1、2塁とすると、5番・高橋周平にど真ん中に入ったストレートを弾き返され、打球は左中間を破りフェンスに当たって跳ね返る。2塁ランナー・阿部がホームイン、1塁ランナーのビシエドもホームへ帰ってきたがこれはタッチアウト。歳内、初回に1点を失う。【ヤ0-1中】

2回裏、Swallowsの攻撃。この回先頭の4番・村上宗隆はストレートの四球を選び、出塁。続く5番・塩見泰隆。4球目のストレートが外れてワイルドピッチとなり村上は2塁へ進塁。ノーアウト2塁。続く5球目、低めのスライダーを逆らわずに弾き返した打球は右中間スタンドに飛び込む第6号2ランホームラン!これでSwallowsが逆転に成功。【ヤ2-1中】

3回、4回は両軍共にランナーは出すもののあと1本が出ず無得点。

5回表、Dragonsの攻撃。2アウトから2番・京田陽太に4球目のど真ん中に入ったストレートをセンターへ返され2アウト1塁。続く阿部の初球に京田が盗塁。これを嶋基宏が悪送球。京田は3塁へ。2アウト3塁とピンチを招く。そして阿部は3球目、ど真ん中に入ったストレートを思いきり引っ張った打球はレフトフェンスにライナーで直撃、3塁ランナーが還ってDragonsに同点に追い付かれる。【ヤ2-2中】

5回裏、Swallowsの攻撃。この回先頭はピッチャー・歳内の代打・廣岡大志。4球目、外角低めのボールを巧く捉えてセンター前に落とすヒットで出塁。ノーアウト1塁。打順はトップに返って山崎晃大朗。送りバントでランナーを2塁に進める。1アウト2塁。2番・西浦直亨はファーストフライに倒れ、2アウト2塁。続く3番・坂口智隆1ボール2ストライクの6球目、内角低めのスプリットを巧く引っ張って1、2塁間を破るライト前ヒット。2塁ランナーの廣岡が生還し、Swallowsが1点を勝ち越す。このあと、4番・村上に四球を出したところでロドリゲスは降板、2番手に又吉克樹が起用された。歳内は勝利投手の権利を得た。【ヤ3-2中】

6回表、Dragonsの攻撃。この回からSwallowsは2番手・梅野雄吾がマウンドへ。しかし、先頭バッターの高橋に2ボール2ストライクから粘られ、8球目のスライダーをセンター前に落とされ、ヒット。そのバウンドボールの処理をセンター・塩見が誤り後ろへ逸らす間に高橋は2塁へ。記録は1ヒット1エラー。ノーアウト2塁のピンチ。6番・シエラには2ストライクと追い込んだあとの3球目、ボールになる高めの釣り球を打たれ、ライト前に運ばれる。これでノーアウト1、3塁とピンチが拡がる。石井弘寿ピッチングコーチがマウンドへ。7番・遠藤一星はショートフライに打ち取り1アウトを取ったが、8番・木下拓哉に初球、甘く入ったスライダーを打たれ、打球は右中間を抜けフェンスに到達。ランナー2人が還りDragonsが逆転。木下拓は2塁へ進塁。タイムリーツーベースヒットを打たれてしまった。その後は何とか抑えたが、逆転を許し歳内の勝ち星も消えてしまった。【ヤ3-4中】

Swallowsは6回裏以降、藤嶋健人、谷元圭介、福敬登、祖父江大輔の継投の前にパーフェクトに抑えられ、そのまま試合終了。3-4でDragonsに敗れてしまった。

試合感想

歳内はそれなりのピッチングをしていたが、2アウトを取ったあとの打者に対し、追い込んでからの球がことごとく中に集まってしまっていた。そこを狙われて、余計な失点を与えてしまった。5回85球、被安打6、奪三振3、与四球2、失点2(自責点1)の内容。あと1回は投げられたかもしれないが、失点を1に抑えていれば、と言うところか。

逆転を許した梅野だが、塩見の守備のまずさもあったが、木下拓哉に投じた球が甘すぎた。1アウト1、3塁というピンチだったので、あそこは慎重に低めを狙って内野ゴロを打たせて、あわよくばゲッツーで切り抜けたかったところ。長打を打たれてはいけない場面だ。この辺り、まだまだ若さが出てるな、と言う気がした。

塩見は2ランホームランを打ち、本来なら賞賛されるべきだが、守備で1失策したため減点。外野手は自分の前に落ちた球を、絶対に後ろにそらしてはいけない。この基本に立ち返ってきちんと守備練習を行って欲しい。

京田陽太の盗塁の際、キャッチャー・嶋にエラーが付いたが、あの場面はセカンドの長岡が身体を張って止めるべき送球。決して捕球が難しい送球ではなかった。タイミングもセーフだったので、無理にベースに付きながら捕りに行く必要は無かったと思う。1軍に上がったばかりだが、この辺の判断力を試合に出ることで付けていって欲しい。

主力を3人休ませたことで、村上は徹底マークされ3四球。5番の塩見は1本塁打を打ったが、6番以下の下位打線がノーヒット、5三振。これではなかなか点は取れない。特に若い武岡、長岡はバッティングでアピールしたかった。1軍のレベルに慣れるにはまだ時間がかかりそうだ。

最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

日程 10/24(土)
対戦カード Swallows VS Dragons
対戦 22回戦
球場 明治神宮野球場
試合開始時間 18:30

予告先発

Dragons 松葉貴大
Swallows 小川泰弘


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