【燕】土壇場で追い付き2試合連続延長10回引き分け (10/20)

試合結果

10月20日(火) 対Giants 17回戦(明治神宮野球場)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 TOTAL H E
Giants 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 5 0
Swallows 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 6 0

【試合概要】

ゲーム展開

Swallowsの先発は、今季まだ3勝と、勝ち星に恵まれない高梨裕稔。粘りのピッチングで序盤で失点を重ねずに勝利を掴むことができるか。対するGiantsの先発は2年目ながら既に8勝を挙げ、Swallows相手に滅法強い戸郷翔征。戸郷から如何にして点を取れるかが鍵だろう。両先発で試合開始。

1回表、Giantsの攻撃。1アウトから2番・松原聖弥が4球目の外寄りストレートを打ち、打球はレフト線を抜けてツーベースヒット。1アウト2塁とチャンスを作る。しかし、3番・坂本勇人を空振り三振、4番・岡本和真は初球を打たせてショートゴロに打ち取り、ピンチをしのぐ。

1回裏、Swallowsの攻撃。トップバッターの山崎晃大朗が四球を選びノーアウトのランナーを出す。2番・青木宣親はフルカウントから9球粘った末に空振り三振に倒れたが、3番・山田哲人は2ストライクから四球を選び1アウト1、2塁のチャンス。ここで4番・村上宗隆が打席へ。しかし、2球目の高めストレートを高く打ち上げた打球はライトフライ。2アウト1、2塁。5番・坂口智隆はフルカウントから四球を選び2アウト満塁のチャンス。しかし、続くエスコバーが3球目、やや甘いストレートを高く打ち上げてしまいセンターフライで無得点に終わる。

その後、両軍ともランナーは出すものの、あと1本が出ず5回まで0-0のまま試合は後半戦へ。

6回表、Giantsの攻撃。この回先頭は松原聖弥。高梨の4球目、高めに浮いたカットボールを叩き、打球は左中間を抜けてワンバウンドでフェンスへ。松原は快足を飛ばし3塁へ。ノーアウト3塁のピンチを迎える。ここで3番・坂本勇人にフルカウントからの7球目、外角低めのストレート。詰まった辺りのゴロはセカンドの左を抜ける先制のタイムリーヒットとなり、Giantsが1点を先制した。なおもノーアウト1塁打が、4番・岡本ややはり初球のフォークを打たせライトフライに。5番・丸佳浩はフルカウントから空振り三振に打ち取るが、その際に坂本が2塁へ盗塁成功。2アウト2塁となる。続くウィーラーにも7球粘られフルカウントとなったあとの8球目、フォークボールがボールとなり、さらにパスボールとなって2アウト1、3塁と再びピンチに。7番・田中俊太の2球目にウィーラーが2塁を陥れ、2アウト2、3塁。ここで田中俊を申告敬遠で歩かせ、2アウト満塁。Giantsは炭谷銀仁朗に代打・大城卓三を起用する。Swallowsはここで高梨を諦め、左腕の寺島成輝にスイッチ。寺島は3球目、大城の内角へのストレートでレフトフライに打ち取り、この回を何とか1失点で切り抜ける。【ヤ0-1巨】

6回裏、Swallowsの攻撃。1アウト後、5番・坂口智隆。1ストライクからの2球目、1球目と同じ様なコースに来た外角ストレートを逆らわずにレフト線に弾き返し、ツーベースヒット。1アウト2塁と同点のチャンスを作る。続くエスコバーは外角のスライダーをバットの先で引っかけ、ショート深いところへのゴロ。これが内野安打となり、1アウト1、2塁とチャンスを拡げる。ここで7番・松本友。育成ドラフト出身で、今季初スタメンということで、このチャンスにアピールしたいところだったがセカンドフライに倒れ2アウト。嶋基宏に代打・宮本丈を起用、フルカウントから四球を選び2アウト満塁に。ここでピッチャー・寺島に代打・西浦直亨。しかし、空振り三振に倒れ、この回も得点ならず。

7回表、8回表は星知弥が、四球での出塁のみでGiants打線を抑えると、9回表は梅野雄吾が三者凡退に打ち取り、味方の最後の攻撃に賭ける。

9回裏、Swallowsの攻撃は途中からキャッチャーに入った中村悠平から。Giantsは抑えのデラロサがこの回からマウンドへ。中村は四球を選んでノーアウトのランナーとして出塁。ピッチャー・梅野に代打・荒木貴裕を起用。荒木は初球を送りバント。見事に決めて1アウト2塁とチャンスを作る。先ほど、チャンスで三振に倒れた西浦が、今度は2球目、外角低めのストレートを逆らわずにライト前へ。これで1アウト1、3塁。打順はトップに返って、途中出場の廣岡大志。しかし、空振り三振に倒れ2アウト1、3塁。ここでデラロサを代えてマウンドには6人目の大江竜聖が。バッターは2番・青木。ボールをよく見て四球を選び、2アウト満塁。ここでGiantsは大江から田中豊樹にスイッチ。打席には山田哲人。山田哲はストレートの四球を選び、押し出し!土壇場でSwallowsが同点に追い付く。なおも2アウト満塁のチャンスが続いたが、続く村上はファーストゴロに倒れ、逆転サヨナラはならなかった。【ヤ1-1巨】

10回表は石山泰稚が、10回裏はビエイラがそれぞれ三者凡退で打ち取り試合終了。延長10回、1-1の引き分けに終わった

試合感想

Swallows先発の高梨は、ここ数試合の中では一番良い投球内容だっただろう。5回2/3を投げ105球、被安打5、奪三振7、与四球3、失点1(自責点1)の内容。欲を言えば6回を投げきって欲しかったが。与四球を1つ2つ減らして、この調子で今後も投げてくれれば結果も付いてくると思う。

後を受けた寺島、星、梅野、石山がノーヒットピッチングで抑えてくれていたので、あとは打線の奮起を待つばかり、と言った内容だった。中継ぎ陣にはお疲れ様でした、と言いたい。

打線は、初回、3回、6回と四球絡みで得点チャンスを得ていたが、あと1本が出ない。9回裏も、村上にヒットが出てれば勝てた試合。9つの四球をもらっていて1得点というのは、決定力に欠ける打線だなと改めて思う。青木、村上を抑えられたら基本的に点が入らないというのは問題だ。

何とか追い付いて敗戦は免れたが、今日は戸郷の調子からして勝たなければならない試合だったと思う。そんな、ちょっとストレスの溜まる試合だった。最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

日程 10/21(水)
対戦カード Swallows VS Giants
対戦 18回戦
球場 明治神宮野球場
試合開始時間 18:00

予告先発

Giants 高橋優貴
Swallows 石川雅規


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