【燕】歳内、古巣相手に恩返しならず、打線も西勇輝の前に沈黙 (10/16)

試合結果

10月16日(金) 対Tigers 19回戦(阪神甲子園野球場)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 TOTAL H E
Swallows 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 2
Tigers 0 0 0 1 1 1 1 1 X 5 12 0
勝投手 西勇輝 (10勝4敗0S)
敗投手 歳内宏明 (1勝2敗0S)
Tigers 梅野隆太郎6号(ソロ) (6回:梅野)

【試合概要】

ゲーム展開

Tigersの先発はエース・西勇輝。ここまで9勝4敗、防御率2.18と抜群の安定感を誇っている。対するSwallowsの先発は、古巣を相手にする事になる歳内宏明。古巣相手に意地を見せることができるか。両先発で試合開始。

3回までは両軍共にランナーを出すものの得点ならず、0-0のまま中盤戦へ。

4回裏、Tigersの攻撃は4番・大山悠輔から。2ボール2ストライクからの6球目、低めのストレートを打ってライト線に上がったフライ、ライトの山崎晃大朗が追いつけず。ボールが転々とする間に大山は一気に3塁へ。スリーベースヒットでピンチを迎える。サンズをショートゴロに打ち取るが、ボーアに死球を与え1アウト1、3塁。ここで梅野隆太郎が1ストライクからの2球目、やや高めのストレートを引っ張ってサードの左を抜けるツーベースヒット。これで3塁ランナーが生還し、Tigersに1点を先制される。【神1-0ヤ】

5回裏、Tigersの攻撃。1アウトから2番・糸原健斗が2ストライクと追い込まれてから低めのフォークを上手く拾ってショートの頭上を越すセンター前ヒットで出塁。3番・糸井嘉男は5球目の外角低めのストレートを逆らわずに三遊間を抜けるヒットで続き、1アウト1、2塁とまたしてもピンチを迎える。さらに4番・大山が4球目、真ん中に入ったストレートをレフト前に運び、セカンドランナーが還ってTigersに1点を追加される。ここで歳内から梅野雄吾にスイッチ。梅野が後続を断ち、さらなる追加点は防いだ。【神2-0ヤ】

6回裏、Tigersの攻撃。Swallowsは引き続き梅野雄吾がマウンドへ。この回の先頭打者は7番・梅野隆太郎。1ボール2ストライクと追い込んでからの4球目、外角高めのストレートを引きつけてライトへ強い打球はライナーでポールに当たるソロホームラン。これでTigersに3点目を取られる。【神3-0ヤ】

7回表、Swallowsの攻撃。この回先頭の村上宗隆が四球を選び出塁。1アウト後、6番・西田明央が2ボールからの3球目、外角低めのスライダーを引っ張り三遊間を抜けるレフト前ヒットで1アウト1、2塁。続く山崎も死球を選んで1アウト満塁と絶好のチャンスを迎える。ここでバッターはここ2試合で大活躍の西浦直亨。しかし、1ボール1ストライクからの3球目、外角のスライダーを引っかけサードゴロ。大山が3塁ベースを踏んで1塁へ送球しダブルプレー!Swallowsはこの日唯一のチャンスを逸する。

7回裏、Tigersの攻撃。この回からSwallowsは3人目の寺島成輝がマウンドへ。先頭打者の糸原が初球を打ちショートゴロ。しかしバウンドが変化し、ボールを落としてしまいエラー。ノーアウト1塁。糸原に代走・植田海が起用される。糸井は初球を打ってサードファウルフライで1アウト。続く大山の初球で上田が盗塁を決め1アウト2塁。2球目、外角高めのストレートを打ち、センターへの大きな当たりはフェンス直撃のツーベースヒット。2塁ランナーが還ってTigersがさらに1点を加える。大山は4打数4安打の固め打ち。【神4-0ヤ】

8回裏、Tigersの攻撃。この回からSwallowsは4人目の久保拓眞にスイッチ。先頭打者の小幡竜平にど真ん中のストレートを逆方向に弾かれ三遊間を抜けるレフト前ヒット。続くピッチャー・西に代打が送られ井上広大が打席へ。2ストライクと追い込んでから2球ファウルで粘られた後の5球目が腰の高さのツーシーム。これを捉えた打球は右中間を抜けるタイムリーツーベースヒット。井上広大は今季、9打席目で初ヒットがタイムリーツーベースヒットとなった。これでTigersに5点目が入る。【神5-0ヤ】

9回表、Swallowsの攻撃。Tigersは2番手にエドワーズがマウンドへ。Swallowsは4番からの好打順だったが、セカンドフライ、レフトフライ、レフトフライと三者凡退に打ち取られ、試合終了。

5-0でSwallowsは完封リレーを喫し、敗戦。攻撃でもほぼノーチャンス、歳内は恩返しをする事ができなかった。

試合感想

先発の歳内はそれほど悪くなかったが、ここぞという場面で甘い球を痛打されており、この辺が課題だろうと思われる。NPBでは少しでも気を抜くとやられるのだと言うことだ。

なお、同じ事が後続の中継ぎ陣にも言える。梅野、寺島、久保とそれぞれ1失点(寺島は自責0)と、ここを切り抜ければ・・・と言うところで甘い球を打たれ点を失っているので、コントロールを磨くしかないだろう。

打線は、西勇輝の前に8回無得点。チャンスらしいチャンスと言えば、4回表、1アウトから村上宗隆がツーベースヒットを打ったときと、先述した8回表の1アウト満塁のチャンス。4回表で点を取れていれば、歳内が頑張れたかもしれないし、8回表で2点でも取っていれば2点差になったわけで、その後の試合展開がどうなったか分からない。ゲッツーだけは避けて欲しかった。

まあ、相手が西勇輝なのでこの1敗は仕方ないかな。最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

日程 10/17(土)
対戦カード Tigers VS Swallows
対戦 20回戦
球場 阪神甲子園野球場
試合開始時間 14:00

予告先発

Swallows スアレス
Tigers ガンケル


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