【燕】終盤大量失点で3連勝ならず、打線も沈黙 (09/27)

試合結果

09月27日(日) 対Tigers 18回戦(明治神宮野球場)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 TOTAL H E
Tigers 1 1 1 0 0 0 5 0 1 9 16 0
Swallows 2 0 0 0 0 0 0 0 1 3 7 1
勝投手 秋山拓巳 (6勝2敗0S)
敗投手 吉田大喜 (1勝5敗0S)
Tigers 原口文仁1号(ソロ) (2回:吉田大喜)

【試合概要】

ゲーム展開

Swallows先発はここまで1勝しか挙げていない、勝ち星になかなか恵まれないルーキーの吉田大喜。今日は序盤の失点を如何に防げるか?一方、Tigersの先発はSwallowsに非常に相性が良い秋山拓巳。昨シーズンから5連敗を喫している。両先発で試合開始。

1回表、Tigersの攻撃。トップバッターの近本光司が2ボール2ストライクから粘って、8球目の高めに抜けたフォークを叩きつけて1、2塁間を破るヒットで出塁される。2番・北條史也の3球目、近本に盗塁を許す。これでノーアウト2塁。だが、北条は空振り三振に、3番・糸井嘉男はショートフライに打ち取って2アウトまでこぎ着けた。ここで4番・サンズは初球、甘く入ったストレートをサードの右を抜けるレフト前タイムリーヒットでTigersが1点を先制する。【ヤ0-1神】

1回裏、Swallowsの攻撃。2アウトから3番・山田哲人が甘めのカットボールを打ち、ショートの頭上を越えるレフト前ヒットで出塁。4番・村上宗隆は3球目、ストレートを打ちセンター前に抜けそうなゴロを北條が好捕。1塁への送球はワンバウンドだったが、アウトの判定。しかしk、高津監督がリクエストを要求。これにより判定が覆り、1塁セーフ。2アウト1、2塁となる。そして今日は5番・ライトに入った坂口智隆。4球目、割と得意な低めのストレートをライナー性の当たりで右中間へのツーベースヒット。これで2者が生還し、2-1とSwallowsが逆転に成功する。【ヤ2-1神】

2回表、Tigersの攻撃。先頭バッターの原口文仁に、初球の高めに入ったカットボールを完璧に捉えられ、打球はレフトスタンドへ一直線。逆転した直後の失点で2-2の同点に追い付かれる。吉田大喜、またしても序盤で抑えられない。【ヤ2-2神】

3回表、Tigersの攻撃。簡単に2アウトを取ったあと、5番・大山悠輔に3球目、高めのカットボールをライト前に運ばれ出塁される。続く6番・ボーアをストレートの四球で歩かせると、先ほどソロホームランを放った原口にもフルカウントから四球で歩かせ、2アウト満塁。ここで斎藤隆ピッチングコーチがマウンドへ。続く8番・小幡竜平は2球目低めのカットボールを叩きつけ、当たりはショートへの高いバウンド。西浦が懸命にランニングスローで1塁に送球するが、ファースト間に合わず内野安打でさらに1点を失い、Tigersに逆転を許す。【ヤ2-3神】

吉田大喜は4回、5回、6回とランナーは出すものの、これ以上の失点は防ぎ、2-3のまま降板。6回、116球、被安打9、被本塁打1、奪三振5、与四球2、失点3(自責点3)と、QSを達成し先発として最低限の仕事はした。

7回表、Tigersの攻撃。この回からSwallowsは2番手に長谷川宙輝をマウンドへ。しかし、これが誤算だった。1アウト後、サンズに低めの球をセンターへ転がされ出塁を許す。続く大山にもフルカウントからの6球目、甘いストレートを打ち、1、2塁間を破るヒット。1アウト1、2塁のピンチ。6番・ボーアに四球を与え1アウト満塁。7番・原口には徹底して外角低めを攻めたが5球目のチェンジアップを引っ張り、サード・エスコバーの左を抜ける2点タイムリーツーベースヒット。これでTigersが2点を追加、2-5とする。8番・小幡竜平にほぼ真ん中に入ったストレートをセンター前に運ばれ再び1アウト満塁とされる。秋山に代打・中谷将大を起用。これを見てSwallowsはピッチャーを長谷川から3人目のクックに交代。クックは中谷にストレートの四球を与え、押し出しでさらに1点を失い、2-6となる。打順はトップに返って近本。初球、外角低めのストレートをピッチャーの足もとを抜けるセンター前ヒットで2点を追加、2-8とこの回5点を失う。【ヤ2-8神】

9回表、Tigersの攻撃。この回はSwallowsは5人目の中澤雅人が登板。この回の先頭は7回裏の守備から原口に変わって捕手についている坂本誠志郎。フルカウントから7球目のチェンジアップを打ってサードゴロ。サード・エスコバーがファーストへ送球するが中途半端な高さになり、ファースト・村上が後逸。記録は村上のエラー。しかし、続く小幡を初球打たせてセカンドゴロ。4-6-3と渡ってダブルプレー。2アウトランナー無し。続く中谷に初球のど真ん中ストレートをサード・エスコバーがダイビングキャッチ!すぐさま送球するが、これが逸れて村上はタッチできず内野安打で出塁を許す。打順はトップに返って近本。1ボール2ストライクからの5球目、ど真ん中のスライダーを打たれ、打球は右中間を深々と破るタイムリースリーベースヒット。Tigersがさらに1点を追加し2-9となった。【ヤ2-9神】

9回裏、Swallowsの攻撃。マウンドにはTigersの守護神・スアレス。簡単に2アウトを取られたあと、5番・坂口智隆がストレートの四球を選び出塁。6番・西浦直亨に代わって代打・田代将太郎。田代は3球目の高めストレートを打ち、高く上がった打球は左中間を破るタイムリーツーベースヒット。Swallowsが1点を返す。しかし、続くエスコバーが空振り三振に倒れ試合終了。【ヤ3-9神】

3-9でTigersが勝ち、Swallowsは今季初のカード3連勝はならなかった。

試合感想

先発・吉田大喜は6回3失点ではあるが、序盤はもっと点を取られていてもおかしくはなかった。打ち取った当たりが内野安打になるのは、飛んだコースも良いのだろうが、その分だけ甘くボールが入っているという事。そして、何よりも反省しなければいけないのは、逆転してもらった直後の回、しかも先頭バッターに初球をホームランにされること。先発投手が一番やってはいけない投球で、野手からの信頼を失いかねないピッチングである。この点は猛省して欲しい。また、2アウトを取ってから四球を2つ続けて満塁としたのも良くない。結果的には内野安打の1点で済んだが、ビッグイニングを作られていてもおかしくはない。ルーキーだから許されているところだが、来年までにこの辺り、成長がないと先発ローテーションの一角を任せるには心許ない。

打線は、初回の坂口の2点タイムリーのみで、あとは3安打。ルーキーが安心して投げられる状況を、打線が作って上げるという状況が出来ていない。QSを達成した投手を勝たせて上げられないのは打線の責任であると思うので、もう少しボールをよく見極めて欲しい。特に、このところ全く良いところのない西浦直亨は、打撃くらいは活躍しないと、またエスコバーにショートの座をいつ奪われてもおかしくはない。ただ、エスコバーも方はそんなに強くなく、身体のキレも最近は良くないが・・・。

長谷川は8試合連続無失点で頑張っていたのに、今日の投球でまた0からの始まり。良い球を持っているのだから、自信を持ってど真ん中にストレートを放り込むくらいの気持ちでやって欲しい。クックは・・・1軍では厳しい。

今季、1度も同一カード3連勝がないのは、チームが浮上しない原因でもある(大型の連勝がないということ)。特にここ数年、Swallowsの投手力は芳しくないので、粘って打ち勝つよりほかない。もう少し勝てるはずだと思うので、残り36試合、死に物狂いで一つでも上の順位を目指して欲しい。

途中で一方的な試合になり、厭世観ただよう試合だったが、最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

日程 09/29(火)
対戦カード BayStars VS Swallows
対戦 19回戦
球場 横浜スタジアム
試合開始時間 18:00


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