【清水】2点先制されて追いつけず連勝ならず (09/23)

試合結果

J1 第18節 2020.09.23(水)
19:30 キックオフ
試合会場:IAIスタジアム日本平

清水
(12)
0 前半 1 浦和
(30)
1 後半 1
1 合計 2

※チーム名の下の括弧数字は試合終了後の勝点

得点者

清水 浦和
90’+1′ ティーラシン・デーンダー 21′ 山中亮輔
  59′ 興梠慎三

【試合概要】

前節、ようやく7連敗を脱し、J1通算400勝を達成した清水。対するはこのところ失点が多く、得点を上回ってしまっている浦和。清水はホームで、浦和に勝って連勝したいところ。布陣は前節を踏襲した以下のような3-5-2のシステムで挑んだ。

FW:ジュニオール・ドゥトラ、カルリーニョス・ジュニオ
MF:西澤健太、河井陽介、竹内涼、鈴木唯人、エウシーニョ
DF:ヘナト・アウグスト、立田悠悟、ヴァウド
GK:大久保択生

今節はDFに立田が戻り、中盤に河井陽介、鈴木唯人、エウシーニョが入った。

【試合経過】

20分、浦和。右CKを得る。キッカーは武藤雄樹。ニアサイドにクロスを入れる。こぼれたボールをペナルティーエリア外左サイドに後ろから走り込んできた山中亮輔がダイレクトで強烈なシュート!これが大久保の手をかすめて清水ゴールに突き刺さる。浦和が0-1と先制する。【Goal!!】清0-1浦

29分、清水。右サイドでボールを受けた鈴木唯人がジュニオール・ドゥトラにパス。ドゥトラはペナルティエリアすぐ外から強烈なシュート!しかしこれは浦和GK・西川周作のファインセーブに阻まれる。

45分、清水。センターサークル付近でボールを奪ったカルリーニョス・ジュニオが右サイドのエウシーニョに展開。エウシーニョが中の鈴木唯人へ。鈴木がこれをシュートに行くが、枠を捉えられずゴールならず。

49分、清水。浦和陣内中央付近で立田悠悟から河井陽介へ。河井がペナルティエリア内の鈴木へ。鈴木は左へ流れて溜めを作り、浦和ゴール右サイドにループ気味のシュートを狙うが、枠の外へ外れる。

50分、浦和。ゴールキックからの競り合ったボールをレオナルドが収め、前にいた汰木康也へ。汰木はペナルティエリア内を左サイドからボールを持ち込んでシュート!これをGK・大久保が股の間、抜かれるのを防ぐファインセーブ。その後しっかりとキャッチ。

57分、清水。センターライン付近でボールを受けたドゥトラがボールを持って前線に運ぶ。右の河井にパス。河井はこれをダイレクトで逆サイドにクロスを上げる。これを西澤がダイレクトでシュートするが、クロスバーの上を越えてしまう。またもゴールならず。

58分、浦和。自陣でボールを奪ってセンターサークル手前で待っていたレオナルドにパス。レオナルドが1人でボールを持ち込み、ゴール前で清水DF2人とGKを引きつけて、走り込んできた興梠慎三にパス。フリーの興梠はそのままがら空きの清水ゴールにシュート!【Goal!!】清0-2浦

70分、清水。左CKを得る。キッカーは西澤か。ニアに上がったボールを途中出場の後藤優介が後ろにヘディングでそらし、逆サイドのヴァウドがヘディングで落とす。こぼれたボールを最後は鈴木がボレーシュートを放つが、クロスバーの僅かに上を越えていった。

90分、左サイドでボールを受けた後藤がクロスを入れる。ややファーサイドにいたティーラシン・デーンダーが相手DFと競り合いながらも左足で合わせてボレーシュート!これが浦和のゴール右隅に突き刺さり、清水、1点を返す。【Goal!!】清1-2浦

90分+5分、またも左サイドでボールを受けた後藤が中央へクロスを入れる。これをヘナト・アウグストが後ろにそらそうとするが、相手DFに当たって足もとに落ちる。これをシュートに行くが、やや勢いが足りず相手GK・西川にガッチリとキャッチされゴールならず。

試合はそのまま終了。1-2で浦和が勝利し、清水は連勝ならず。

【試合所感】

最終ラインでの攻防の際に人が足りなくなるのは、システムの弊害ではあるが、両サイドハーフの戻りが遅いのが主要因であろう。その為、サイドにスペースを与えてしまう。また、清水と違い相手は決定機にしっかりとボールを枠に入れてくるので、ゴール前でスペースが空いていたら迷わず打ってくる。従って、①スペースを与えないためにハーフがハードワークする。②打たせないようにコースを消す。こういった基本的な事がかなりおろそかだった。急造の3-5-2ではなかなか厳しいか。

また、鈴木唯人は高卒新人とは言え、あれだけのビッグチャンスをいくつももらったら、1つは決めないとただの高卒新人にしかならない。落ち着いてボールを浮かせないシュート技術を身につけて欲しい。

後藤のクロスが良いところを突いていた。西澤も後藤も左サイド中心なので、右サイドにもこういう選手が育つと良いのだが。本来は鈴木唯人なのだろうが、今日は前方にいる事が多かったので、今後の戦術も含めて彼をどう育てていくのか、注目したい。

先制されたあとの2点目を簡単に取られてしまい、そして追いつけなくなるいつものパターンとも言える試合に逆戻りしてしまったが、最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次節(第19節)

日程 2020/09/26
試合開始 14:00
相手 名古屋
試合会場 豊田スタジアム


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