【燕】歳内の力投に打線が応えて逆転、連敗脱出! (09/16)

試合結果

09月16日(水) 対BayStars 17回戦(明治神宮野球場)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 TOTAL H E
BayStars 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 8 0
Swallows 0 0 0 1 0 0 2 0 X 3 7 2
勝投手 梅野雄吾 (1勝0敗0S)
敗投手 エスコバー (0勝3敗0S)
セーブ 石山泰稚 (3勝1敗10S)
Swallows 村上宗隆13号(ソロ) (4回:上茶谷)

【試合概要】

ゲーム展開

Swallowsの先発は、Tigersを昨季限りで退団し、今季は独立リーグの四国アイランドリーグplus香川に加入していた歳内宏明。香川では9先発し5勝0敗、防御率0.42という圧倒的な成績を残していた所を、Swallowsが9月6日に契約。今季初登板となる。一方のBayStarsの先発は2年目の上茶谷大河。今季は好投するものの勝ち運に恵まれず、ここまで6試合に先発して1勝1敗。両先発で試合開始。

まず1回表、歳内の4年ぶり、1,603日振りの1軍のマウンドでの投球。先頭打者の梶谷隆幸に初球ストライクから入った。1ボール2ストライクと追い込んだ4球目のフォークボールを上手く当てられセンター前ヒットで出塁される。続く2番・オースティンの2球目に梶谷が盗塁。フルカウントからオースティンは低めのフォークボールで空振り三振を取る。NPB復帰後、初の三振、アウトを取った。3番・ソトを四球で歩かせてしまい、1アウトランナー1、2塁のピンチ。迎えるバッターは4番・佐野恵太。7球目のフォークを巧く打ったが、レフト・青木宣親がスライディングキャッチ!2塁ランナーが戻れずダブルプレーとなり、歳内の初回は青木のファインプレーのお陰で無失点で切り抜けた。

2回裏、Swallowsの攻撃は4番・村上宗隆から。3球目のカットボールをつまりながらもレフト線へ。打球の勢いがないことが奏功し、村上は2塁へ到達。ノーアウト2塁のチャンスを作る。しかし、続く西浦がセーフティー気味の送りバント。しかし、ピッチャー・上茶谷の好フィールディングで村上は3塁タッチアウト。1アウト1塁と変わる。続く坂口智隆はフルカウントから死球を受け1アウトランナー1、2塁。再びチャンスを作って廣岡大志がバッターボックスへ。廣岡は3球目のスライダーを引っかけサードゴロゲッツーに倒れ、チャンスを活かすことが出来ない。

歳内は4回まで、ランナーを出しながらも要所を締め、無失点に抑える。

4回裏、Swallowsの攻撃。1アウトから4番・村上。フルカウントからの外角低めのスプリットをレフト方向に打ち返し、これがレフトスタンドへ。第13号のソロホームランを放ち、歳内を援護。1-0とSwallowsが先制した。

しかし5回表、先制点をもらった歳内が崩れる。1アウトを取ったあと、ピッチャー・上茶谷に外角のスライダーをレフト前に運ばれ、今季初安打を許す。続く打者は戸柱恭孝。外角のストレートを巧く弾き返され3塁線を破るツーベースヒット。これで1アウト2、3塁のピンチを招く。打順はトップに返って梶谷。4球目の内角ストレートをつまりながらもセンター前に運ばれ、BayStarsに1点を返され1-1の同点に追い付かれる。なおも1アウト1、3塁。続くオースティンには2球目の甘く入ったフォークをセンター後方への大きなフライを打ち上げられ、これが悠々犠牲フライとなり、3塁ランナーが還って1-2とBayStarsに逆転を許した。

歳内は5回までを投げ切り、84球、被安打8、奪三振1、与四球2、失点2(自責点2)という成績だった。

6回表、7回表は2番手・梅野雄吾が登板。2回を打者6人、パーフェクトに抑え味方の反撃を待つ。

すると7回裏。この回からBayStarsは2番手・エスコバーがマウンドへ。Swallowsの攻撃はこの回先頭の4番・村上から。しかし、あまり勝負してもらえず四球で出塁。ノーアウトのランナーが出る。西浦が空振り三振に倒れたが、続く坂口は初球のツーシームを1、2塁間を破るヒットで1アウト1、2塁とチャンスを作る。しかし、7番・廣岡が高めのストレートを空振り。三振に倒れ、2アウトとなった。迎えるバッターは井野卓に代わり、代打・荒木貴裕。荒木はツーストライクと追い込まれてから2球粘り、迎えた5球目。内角低めのストレートを打ち返し、三遊間を破るタイムリーヒット!2-2の同点に追い付いた。さらに梅野に代わり代打・中山翔太。するとBayStarsもエスコバーに代えて3人目の平田真吾をマウンドへ。これを見てSwallowsは代打の代打で宮本丈を起用。宮本は2球目の外角低めのツーシームを1、2塁間へ。セカンド・柴田竜拓が必死にグラブを出すが捕ることが出来ず、内野安打に。その間にセカンドランナーの坂口が全力疾走でホームに還る。代打の代打・宮本のしぶとい内野安打で3-2とSwallowsが逆転に成功!

8回表は清水昇が、9回表は守護神・石山泰稚がそれぞれ三者凡退に打ち取り、試合終了。3-2でSwallowsが勝利、連敗を6でストップさせた。

試合感想

歳内について、1,603日振りの1軍マウンドは、相当緊張したであろう。初回の表情からもそれはうかがえた。しかし、5回2失点なら結果としてはまずまず。次戦からは被安打、与四球を減らして、あと1回長く投げてくれるようになればと思う。

また、梅野が2回をキッチリ抑えてくれたことが大きい。これが、味方の反撃、逆転劇に繋がった。その後をまたパーフェクトに抑えた清水、石山。中継ぎと抑えがキッチリ仕事をしてくれた。

攻撃については、先制弾を放った村上。この日は第壱打席がツーベースヒットで、長打2本。あとはあまり勝負してもらえず四球2つ。20歳にして、如何に警戒されているかが分かる。

また、代打で結果を出した荒木、宮本はお見事。スタメンでは無くとも、常に試合に出る準備を怠らないことが大事なので、今後もどのような起用でも応えてくれる選手になって欲しい。

苦言を呈するなら、2度のチャンスをものに出来なかった廣岡だろうか。こういう所で勝負強くならないと、なかなかスタメン定着は難しい。西浦も同様なのだが、やはりチャンスに凡打したり、送りバントをしっかりと決められなかったりするのは、首脳陣からの信頼を得られないばかりか、そもそも自身の成績に大きく影響する。2人とも打率が低いので、今からでもコツコツと打撃の確実性を上げて行って欲しい。

ともあれ、とりあえず連敗が止まったこと、急遽獲得した歳内がそれなりに投げられることが分かったので、こんごにまた期待したい。最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

日程 09/17(木)
対戦カード Swallows VS BayStars
対戦 18回戦
球場 明治神宮野球場
試合開始時間 18:00

予告先発

BayStars ピープルズ
Swallows 高梨裕稔


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