【清水】決定機に決めきれず、守備は隙を突かれ6連敗 (09/12)

試合結果

J1 第16節 2020.09.12(土)
18:00 キックオフ
試合会場:IAIスタジアム日本平

清水
(9)
0 前半 2 鹿島
(27)
1 後半 0
1 合計 2

※チーム名の下の括弧数字は試合終了後の勝点

得点者

清水 鹿島
79′ ティーラシン・デーンダー 29′ エヴェラウド
32′ 土居聖真

【試合概要】

ここまで4連勝中と好調の鹿島に対し、5連敗と泥沼にはまっている清水の一戦。しかも清水は鹿島に対し、2015年から8連敗中と相性が悪いどころの話ではない、天敵中の天敵。果たして、そんな相手に連敗を止めることが出来るのか。なお、日本代表監督・森保一氏も視察に訪れている。下手な試合は出来ないはずだ。

スターティングメンバーは以下の通り。前節から6人のメンバーを入れ替えてこの試合に臨む。

FW:西澤健太、カルリーニョス・ジュニオ、金子翔太
MF:河井陽介、鈴木唯人、中村慶太
DF:金井貢史、立田悠悟、岡崎慎、宮本航汰
GK:大久保択生

5分、清水。左サイドでボールを持った金井が西澤へ、西澤から鈴木へ。鈴木はペナルティエリア外の左サイドからシュート!しかし、ボールは枠を捉えることはなく、ゴールの左へと逸れていった。

28分、鹿島。清水DFが自陣でパスを回しているのを鹿島・ファン・アラーノが奪う。これを中央の鹿島・レオシルバに預けると、レオシルバはフリーになった鹿島・エヴェラウドへパス!これをエヴェラウドが冷静にゴール左隅に決め、鹿島が1点を先制する。

31分、鹿島。清水陣内深くで清水のスローイン。ここからのパスを鹿島・犬飼智也が奪うとエヴェラウドへ。エヴェラウドがペナルティエリア中央に走り込んできた鹿島・和泉竜司へパス。和泉はこれをヒールで後ろに落とす。そこに土居聖真がスペースをよく見て清水ゴール右隅にシュート!これが決まって鹿島が2点目を奪う。

32分、鹿島。中盤で清水からボールを奪った鹿島。そのボールにエヴェラウドが追い付き、マークに付いた岡崎慎を振り切って左サイドから清水のペナルティエリア内へ。中央にパスを出すと走り込んできたファン・アラーノがシュート。しかし、これはGK・大久保の正面でガッチリキャッチ。

34分、鹿島。センターサークル付近でボールを持った土居がドリブルで持ち上がり、清水陣内中央付近で右サイドのファン・アラーノへパス。ファン・アラーノが前方へスルーパスを送ると再び土居がボールに追い付き1トラップしてシュート!しかし、これはゴール左ポストに嫌われ、ゴールならず。

59分、鹿島。中盤で清水のミスパスを奪った和泉がボールをペナルティエリア付近まで持ち運び、左側にいたエヴェラウドにパス。エヴェラウドはこのパスをダイレクトで左足でシュート!だが、このシュートはGK・大久保が弾いて防ぐ。

60分、鹿島。先ほどのプレーで左CKを得た鹿島。キッカーはファン・アラーノ。ニアサイドのボールを清水DFがヘディングで逆サイドに流そうとするが、中央やや右寄りにいたエヴェラウドがダイレクトでシュート。しかし、ゴール右に逸れ、ゴールならず。

77分、清水。鹿島陣内でのスローイン。鈴木唯人が受けて、ペナルティエリア内にいた途中出場のティーラシン・デーンダーへパス。ティーラシンはこれを1トラップし反転しながらシュート!これが鹿島のゴール左隅に決まり、清水が1点を返す。

90分+3分、ジュニオール・ドゥトラからボールを受けた中村慶太。ペナルティエリア付近までボールを持ち込み、途中出場の高校生・成岡輝瑠へパス。成岡はこのボールをシュートに行ったが、大きくクロスバーの上へと外れていった。

そしてそのまま試合終了。鹿島は5連勝。清水は24年ぶりの6連敗となった。

毎回同じ事を書くのもしんどいのだが、清水はディフェンスの意識が甘すぎる。プレッシャーが弱いから簡単にボールをキープされ、スペースが空いているから好きなようにパスを回され、マークが弱いから簡単にゴール前で突破されシュートを許す。そして、これらに都度対応しているから、攻撃になかなか手が回らないので点が取れない。逆に点は取られる。

点を取らなければ勝てないスポーツだが、点を取られなければ負け無い上に勝ち点1は取れるのがサッカーだ。全試合引分けなら、勝ち点34は取れるのだ。負けたら、その勝ち点が0だ。

個人技でどうにかなるディフェンス陣ではないのだから、組織的に相手の攻撃の芽を摘んでいかないと、勝つことはおろか、引き分けに持ち込むことさえ難しい。もし、来年もこのスタンスで行きたいのであれば、DF陣を総取っ替えするくらいしないと同じ事を2年繰り返すだけになるだろう。また、オフェンス陣も決定的なチャンスを何度もくり返し逃しているようでは、勝てる試合も勝てないので、こちらもどうにかしないとならない。要するに、攻撃も守備も中途半端な戦術で戦っているのが今の清水だ。

今季はまとまった休みがないから、監督の交代というタイミングがないのだが、シーズン終了と同時に契約を解除するのがクラモフスキー監督へのせめてもの配慮だろう。次の職場を探す時間が取れるから。

というわけで、全く希望の光が見えてこない試合だったが、最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次節(第24節)

日程 2020/09/16
試合開始 19:30
相手 横浜FM
試合会場 日産スタジアム


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