【燕】一度は逆転も2被弾で終戦 (09/12)

試合結果

09月12日(土) 対Giants 16回戦(東京ドーム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 TOTAL H E
Swallows 0 0 0 0 3 1 0 0 0 4 8 1
Giants 3 0 0 0 0 1 1 0 X 5 8 0
勝投手 鍵谷陽平 (2勝1敗0S)
敗投手 近藤一樹 (0勝1敗1S)
セーブ 高梨雄平 (1勝0敗2S)
Giants 岡本和真20号(3ラン) (1回:吉田大喜)
Swallows 中山翔太2号(ソロ) (5回:今村)
Swallows 青木宣親13号(2ラン) (5回:今村)
Giants 大城卓三8号(ソロ) (6回:中澤)
Giants 岡本和真21号(ソロ) (7回:近藤)

【試合概要】

ゲーム展開

Giantsの先発は、登板した5試合中4試合に先発して3勝と、今季はまだ敗戦投手になっていない今村信貴。Swallowsの先発は8試合に先発して1勝4敗と、なかなか勝てないルーキー・吉田大喜。対照的な両先発で試合開始。

まず1回裏。先頭打者の坂本勇人をピッチャーゴロに打ち取ったあと、2番・松原聖弥、3番・ウィーラーに連続四球を与えいきなり1アウト1、2塁のピンチを迎える。ここで4番・岡本和真に初球の浮いたカットボールをライトスタンド中段まで運ばれる3ランホームランを浴び、3点を先制される。さらに丸佳浩のツーベースヒット、中島裕之の四球で再びピンチを迎えたが、大城卓三をセカンドライナー、吉川尚輝をセンターフライに打ち取り、後続は断った。

3回裏、2アウトを取ったあと、中島裕之にセンター前ヒットを浴びランナーを出すと、大城、吉川尚を連続四球で歩かせ2アウト満塁のピンチを背負う。しかし、ここはピッチャー・今村をファーストゴロに抑え何とかピンチをしのぐ。

吉田大喜は4回までを投げて79球、被安打4、被本塁打1、奪三振2、与四球5、失点3(自責点3)という内容だった。

4回まで今村の前にチャンスをなかなか作れなかったSwallowsだが、5回表、2アウトから代打・中山翔太が2ボール1ストライクからの4球目。やや真ん中の高さに抜けたフォークを強振!これが左中間スタンドに飛び込む第2号ソロホームランでSwallowsが1点を返す。続くトップバッターの坂口智隆が2球目、高めのストレートを打ち、3塁線を抜けるヒット。そして青木宣親が初球の高めに浮いたカットボールをライトスタンド中段に運ぶ、同点の2ランホームラン。これで3-3の同点に追い付く。

6回表、この回先頭打者の塩見泰隆が9球粘って四球を選び出塁。続く西浦のセカンドゴロの間に塩見は2塁へ。吉田大喜の後を受けたピッチャー・星野ところで代打・廣岡大志。そして同じタイミングでGiantsは今村に代えて2番手に田中豊樹をマウンドへ。廣岡はライトフライに倒れ2アウト2塁。西田明央がまた四球を選んで2アウト1、2塁とすると、前の打席で代打ホームランを放った中山。1ボール2ストライクからの4球目、ど真ん中のストレートをレフト前に弾き返し、Swallowsが3-4と逆転に成功する。

しかしその裏、マウンドに上がったのは3番手の中澤雅人。この回先頭の大城卓三に2球目の真ん中に入ったスライダーを右中間スタンドに放り込まれ、4-4の同点に追い付かれる。

7回裏。この回は近藤一樹がマウンドへ。1アウトを取って初回に3ランホームランを打たれている岡本。初球のカーブがど真ん中に入り、岡本はこの失投を逃さず左中間スタンド中段に放り込む。ソロ2本で簡単に5-4と逆転を許す。

8回、9回は鍵谷陽平→高梨雄平のリレーで完璧に抑えられ、試合終了。5-4でGiantsが勝利。Swallowsは今シーズン16カード目(対戦25カード中)のカード負け越し。

試合感想

まず、吉田大喜。ルーキーとして先発の一角に抜擢され期待されているのは非常に良く分かるが、この日はコントロールが非常にばらついていた。4回で5四球は多すぎる。無駄に球数を増やしており、先発としての役割を今後も果たせるのか疑問。1回先発を飛ばして調整させた方が良いのではないかと思う。

次に中継ぎ陣。後を受けた星はよく投げていたと思う。今回は1回を3人でキッチリ抑えていたが、2回くらい投げても良かったのではないかと思うくらい。ただ、出番が多いので、そうたくさんは投げさせられないのが難しいところ。

問題はそのあと。せっかく攻撃陣が逆転したあとの守備で、先頭打者に同点ホームランを打たれた中澤。どういう意図を持ったスライダーだったのか。決して真ん中に入れてはいけない球だったはずだ。もうベテランの域に入っているのに、このような成績ではそろそろ色んな覚悟が必要ではないか。そして近藤。昨年の疲労が一気に出ているとは思うが、4番にど真ん中の緩いカーブは、打ってくれと言わんばかりの球。

せっかく野手陣がGiantsの投手陣を打ち崩し、逆転までしたのに、こうもあっさりと逆転されてしまっては雰囲気も白けるし、打席でのモチベーションも上がらない。野球は心理戦でもあるので、投手はこれから投げる1球の意味をよく考えて投げて欲しい。

勝ち試合を落とした気分ではあるが、最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

日程 09/13(日)
対戦カード Giants VS Swallows
対戦 17回戦
球場 東京ドーム
試合開始時間 14:00

予告先発

Swallows 小川泰弘
Giants メルセデス


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