【燕】7点差を追い付き、延長10回引き分けに持ち込む (09/09)

試合結果

09月09日(水) 対Carp 11回戦(マツダZoom-Zoomスタジアム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 TOTAL H E
Swallows 0 3 0 0 0 0 4 3 0 0 10 16 2
Carp 0 5 2 0 1 2 0 0 0 0 10 15 0
Carp 鈴木誠也16号(ソロ) (6回:風張)
Swallows 山田哲人7号(3ラン) (7回:野村)
Swallows 村上宗隆12号(ソロ) (7回:野村)

【試合概要】

ゲーム展開

<お断り>
この試合はDAZNで見ることが出来ないため、各種ネットメディアの情報を元にレポートを書いております。あらかじめご了承ください。

Carpの先発はここまで7試合に登板して4勝1敗と好調な野村祐輔。対するSwallowsの先発は4試合に先発して1勝1敗、好投があまり報われていない山中浩史。両先発で試合開始。

初回はランナーを出しながらも両チーム無得点に終わる。

2回表、先頭打者の塩見泰隆がセンター前ヒットで出塁。2アウト後、中村悠平が四球を選び、2アウト1、3塁となって、ピッチャーの山中。山中は6球目、外角のストレートをレフトに引っ張り、これが2点タイムリーツーベースヒットとなり、山中が自ら2点を先制する。トップに返って山崎晃大朗がレフト前タイムリーヒットを放ち、Swallowsが3点を先制した。

喜びも束の間、2回の裏。先頭打者の松山竜平にライト前ヒットで出塁を許すと、続く會澤翼にライトへの2塁打を打たれ、ノーアウト2、3塁のピンチ。7番・ピレラはファーストフライに打ち取ったものの、8番・田中広輔にセンターへの犠牲フライを打たれ、1点を返される。2アウト2塁となったところで、ピッチャー・野村に四球を与えてしまい、2アウト1、2塁。打順はトップに返って2年目・売り出し中の大盛穂。この大盛にライト前ヒットを打たれ、2アウト満塁とピンチが拡がる。ここで2番・菊池涼介がレフトへ弾き返す。送球も乱れ、走者一掃のツーベースヒットとなる。3点が入り、4-3とCarpがあっという間に逆転に成功する。さらに3番・堂林翔太がセンター前タイムリーヒットで、この回打者一巡の猛攻で5点を奪いCarpが5-3と逆転に成功する。

3回裏も先頭打者の松山にライト前ヒットを打たれ、ノーアウトのランナーを出す。続く會澤に四球を与えノーアウトランナー1、2塁。1アウト後、田中広輔にセンターへのタイムリーツーベースヒットを浴び、さらに2点を追加され、7-3とCarpの一方的な展開に。この際、中村悠平がファーストから本塁に突入してきた會澤と交錯し負傷。山中は星知弥と、中村は西田明央と交代となった。また、中継プレーのミスなども重なったエスコバーは西浦直亨と交代した。星は野村に四球を与え、1アウト1、2塁としたが、大盛、菊地を抑え、この回を2失点に留めた。

5回裏、星は続投。先頭打者のピレラにセンターフェンス直撃のスリーベースヒットを打たれ、ノーアウト3塁のピンチを招く。続く田中広輔がセンターへの犠牲フライを放ち、Carpがさらに1点を追加、8-3となる。

6回裏、この回からSwallowsは3人目の風張蓮がマウンドへ。しかし、1アウト後、4番・鈴木誠也に2球目の抜けたフォークを左中間スタンドに運ばれ、9-3と差は6点差に広がる。2アウト後、會澤にレフト前ヒットを打たれランナーを出すと、ピレラがセンター右へ大きな当たり。センター・塩見が打球処理にもたつく間にピレラは3塁へ到達、タイムリースリーベースヒットでさらに1点追加。Carpは2桁10点目を入れた。

7回表、Swallowsはトップバッターの山崎から。山崎は低めの球を上手く打ってセンター前ヒットで出塁。2番・坂口智隆は四球を選び、ノーアウト1、2塁と、2回以来のチャンスを迎える。坂口には代走・廣岡大志が起用される。迎えるバッターは3番・山田哲人。山田は2球目、高めに浮いたツーシームを強振!打球はレフトスタンドに飛び込む第7号3ランホームランとなり、10-6と3点を返した。すると4番・村上宗隆がフルカウントからの6球目をフルスイング!打球はライトスタンド中段に飛び込む第12号ソロホームランで10-7と3点差まで追い上げた。ここで野村をKO。

7回裏はマクガフが登板、ヒットは打たれたものの盗塁を西田が刺すなど、3人で攻撃を終了させた。

8回表、Carpは中田廉から塹江敦哉にスイッチ。この回先頭の西浦がセカンドへの内野安打で出塁する。トップに返って山崎の当たりはボテボテのセカンドゴロ。この間に西浦は2塁へ。1アウト2塁となる。途中代走で出場した廣岡のこの日最初の打席。2球目膝元へのスライダーを捉えレフト前ヒット。これで2塁ランナー西浦が帰り、10-8と2点差に詰め寄る。3番・山田は四球を選び、1アウト1、2塁。ここで4番・村上が内角厳しいコースを上手く1、2塁間に弾き返し、2塁ランナーが生還して10-9と1点差。さらに5番・塩見もライト前ヒット放ち、2塁ランナーが生還して、何と10-10と7点差を追い付き同点に。押せ押せムード漂う中、代打・中山翔太が空振り三振、7番・雄平がセカンドゴロに倒れ、逆転には至らなかった。

8回裏からは清水昇が登板。3者凡退に斬って取る。

9回表は4人目のフランスアが登板。3者連続三振に倒れる。

9回裏、清水が続投。1アウト後、ピレラの当たりをサードの廣岡がファンブルしエラーで出塁。続く田中広輔の送りバントはセーフティ気味。1塁の判定が微妙で、Carp側がリクエストを要求したが結果は変わらず1塁はアウト。2アウト2塁となる。ここで代打・坂倉将吾に対し、申告敬遠で2アウト1、2塁。ここで清水から石山泰稚にスイッチ。レフトの守備も山崎から上田に交代。迎えるバッターはトップバッターの大盛。しかし、ここは石山がストレート4球で見逃し三振に打ち取り、延長戦へ。

10回表、Carpは引き続きフランスア。そのフランスアの前にSwallows打線は3者凡退に倒れ、この試合の勝ちがなくなる。

10回裏、石山が続投。1アウトからヒットと死球で1アウト1、2塁とピンチを迎えるが、代打・桒原樹(くわはら・たつき)を初球のフォークでレフトフライに打ち取ると、続く會澤翼を空振り三振にとり、試合終了。両軍合わせて31安打の乱打戦は10-10の延長10回引き分けに終わった。

試合感想

10-3とされた時には、今日はもう終わったな、と正直思っていた。Swallows打線は元気無いし、何なら継投によってはさらに点を取られそうだと思っていた。

先発の山中が2回1/3で被安打8、奪三振2、与四球2、失点7(自責点7)と、全く先発の役目を果たせなかったのは痛い。今季最悪の内容。まともな先発投手(QSは達成してくれ・・・)が1枚でも2枚でも欲しいので、元・Tigersの歳内宏明の獲得は朗報となるだろうか。

中継ぎ陣だが、風張は厳しいかなぁ・・・。1回でソロ本塁打1本を打たれたあと、さらに1点取られるのは展開として厳しい。擁護のしようがない。

打線は、2回、7回、8回共にさらに得点するチャンスがあったのに、それを潰してしまったのは非常にもったいない。もっとビッグイニングを作れたはずだ。あの勢いに乗れなかったのは惜しい。特に8回の中山翔太、雄平はこれを次の試合へのバネにして欲しい。

とは言え、ほぼ負け試合を追い付いた執念は素晴らしい。こういう粘りのある野球でしか、ここ数年の戦力では勝てないので、ここのところ記録に付かないミスが多いこともあるので、細かいプレーをきちんとして、余計な点を与えないこと。そして、相手の嫌がるプレーでねちっこく点を取っていくこと。特に走塁面は短期間でどうにでもなるものでは無いが、意識だけは常に持っておいて欲しい。

結果的に負けはしなかったが、非常に長くなった試合。最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

日程 09/10(木)
対戦カード Carp VS Swallows
対戦 12回戦
球場 マツダZoom-Zoomスタジアム
試合開始時間 18:00

予告先発

Swallows 高橋奎二
Carp 森下暢仁


東京ヤクルトスワローズランキング

スポンサーリンク
Sponsored Link
 
スポンサーリンク
Sponsored Link