試合結果
J1 第15節 2020.09.09(水)
19:00 キックオフ
試合会場:エディオンスタジアム広島
広島 (21) |
1 | 前半 | 0 | 清水 (9) |
3 | 後半 | 1 | ||
4 | 合計 | 1 |
※チーム名の下の括弧数字は試合終了後の勝点
得点者
広島 | 清水 | ||
31′ | エゼキエウ | 90’+2′ | カルリーニョス・ジュニオ |
71′ | ドウグラス・ヴィエイラ | ||
81′ | レアンドロ・ペレイラ | ||
88′ | 柏好文 |
【試合概要】
今季、5連敗後に2勝3分と調子を取り戻したかと思ったのも束の間、再び4連敗中の絶不調・清水。対するは今季は上位から離され、中位辺りに留まっている広島。両チームの対戦。
清水のスターティングメンバーは以下の通り。
FW:西澤健太、カルリーニョス・ジュニオ、ジュニオール・ドゥトラ
MF:竹内涼、後藤優介、ヘナト・アウグスト
DF:奥井諒、立田悠悟、ヴァウド、宮本航汰
GK:大久保択生
27分、広島。右CKを得た広島。キッカーは浅野雄也。左足でクロスを入れるとGK・大久保が広島・荒木隼人と競り合った際のこぼれ球を広島・佐々木翔がシュート!しかし、DF・ヴァウドの脚に当たりゴールならず。
30分、広島。センターサークル手前でボールをもらった浅野が右サイドを駆け上がる茶島雄介へ渡す。茶島が中に切り返し柴崎晃誠→エゼキエウと繋いで、エゼキエウがペナルティエリアのすぐ外から清水DF陣の間を縫って強烈なグラウンダーのシュート!これが清水のゴール左隅に決まり、広島が1点を先制。エゼキエウは今日、リーグ初スタメンで結果を出した。
33分、清水。左サイドでボールを保持した西澤から、後ろから追い抜いた奥井へパス。奥井からのクロスにジュニオール・ドゥトラが合わせたが、ボールはゴールの枠外へ逸れて得点ならず。
43分、清水。右CKを得た清水はキッカー西澤がほぼ真ん中にクロスを入れる。このクロスにドゥトラがドンピシャで合わせたが、ボールはポストに弾かれ、またもゴールならず。
70分、広島。ボール回しで最後方のGK・大迫から一気に前線へフィード。このボールがゴール前にいたドウグラス・ヴィエイラにピタリと収まる。ヴィエイラは大久保の位置を見て狙い澄ませたようにループシュートを清水ゴールに落ち着いて入れ、広島が2点目を奪う。
77分、清水。広島陣内、ペナルティエリア付近でカットされたボールをヘナト・アウグストが奪い、右サイドへ。中央へ上げたクロスに途中出場の中村慶太がまたもドンピシャのタイミングで頭で合わせたが、GK・大迫のファインセーブに阻まれ、またもやゴールならず。
80分、広島。左サイドでボールをキープした柏好文が森島司へボールを渡すと、森島は反転して右サイドの茶島へ。茶島はフリーのまま中へ折り返すと、レアンドロ・ペレイラが頭で落とす。しかし、清水DFに拾われるが、そのこぼれ球をハイネルが拾い、左サイドへクロスを上げるとペレイラが1トラップ後、落ち着いて清水ゴール左隅へシュート!これが見事に決まり、広島が3点目を奪う。
87分、広島。清水陣内、左サイドゴールライン際で森島がボールをキープ。中をよく見てノーマークのペレイラへクロスを上げる。しかし、ペレイラのヘディングはGK・大久保に弾かれる。しかし、こぼれ球が柏好文の前に転がり、これを清水ゴールに押し込んで広島が4点目を奪う。
90分+1分、清水。アディショナルタイムは3分。右斜め45度の角度でFKを得る。キッカーは中村慶太。ややニア気味に入れたクロスにカルリーニョス・ジュニオがヘディングシュート!これが広島ゴール左隅に決まり、清水が何とか1点を返す。
しかし、反撃もこれだけで、そのまま試合終了。4-1で広島が大勝。清水は今季2度目の5連敗で泥沼に浸かったまま。
清水のサッカーについては何回書いたか分からないが、とにかくディフェンスがダメ。マークがすぐに外れる。スペースを空ける。シュートコースを防げない。前戦からプレスに行くと全体が上がりっぱなしになるためカウンターを喰らう。
ゾーンで守るのか1対1でのを重視したいのかがまず分からない。どちらも中途半端にやってるから、相手に好きなようにボールを動かされてシュートチャンスを与えている。選手がボールに合わせて動くのでフリーのスペースがぽっかり空き、そこを上手く利用されている。
DF陣がオーバーラップした時のカバーリングがハッキリしないので、ボールを取られたらすぐにカウンターを喰らってピンチに陥る。何度見てきた光景か。クラモフスキー監督はハッキリ言ってディフェンスをおざなりにし過ぎ。点を取らなきゃ勝てないが、点を取られなきゃ負け無いのだ。点を取ってもそれ以上に取られては意味が無い。
今年1年、降格はないからこのままの戦術で行くつもりなのだろうが、ハッキリ言って来年、きっと監督のやりたいサッカーができるようになっているとは思えない。得点を奪うことにばかり目が向きがちで、この試合も決定機を何度も外していたが、それよりもしっかり守備が出来ていれば、4失点という結果にはならなかっただろう。チーム総失点が今のところリーグワースト(15試合で35失点)と言うところからも、まず立て直すべきはディフェンスだと何故分からないのか。1試合で平均2点以上取られるチームが何故、おかしいと気付かないのか。
個人的には、遅きに失した感はあるが、今からでも監督を交代して戦術の立て直しを図るべきだと思う。
そんな、希望の光が一筋も見えない試合だったが、最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。
次節(第16節)
日程 | 2020/09/12 |
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試合開始 | 18:00 |
相手 | 鹿島 |
試合会場 | IAIスタジアム日本平 |