【燕】石川、今季初勝利は遠く･･･再び最下位転落 (09/08)

試合結果

09月08日(火)　対Carp　10回戦（マツダZoom-Zoomスタジアム）

【試合概要】

ゲーム展開

Carpの先発は、今季は割と好不調の波が激しい、ここまで２勝４敗の九里亜蓮。一方のSwallowsは通算171勝で足踏みしたままの石川雅規。果たして次の１勝をもぎ取ることが出来るか。この両先発で試合開始。

＜お断り＞
この試合はDAZNで見ることが出来ないため、各種ネットメディアの情報を元にレポートを書いております。あらかじめご了承ください。

初回は両投手とも三者凡退で抑える好投。投手戦かと思われたが、そうは問屋が卸さなかった。

２回裏、Carpは先頭の鈴木誠也がレフト前ヒットで出塁すると、続く５番・松山竜平にレフトフェンス直撃のタイムリーツーベースヒットを打たれ、１点を先制される。１アウト後、７番・堂林翔太にレフト前ヒットを浴び１アウト１、３塁とされると、８番・田中広輔にもレフト前タイムリーヒットを浴び、さらに１点を追加される。９番・野村の送りバントで２アウト２、３塁となるが、１番・ピレラをセンターフライに打ち取り、この回４本の長短打を浴び早くも２点を失う。

４回裏、この回先頭の會澤翼に２ストライク１ボールと追い込んでから死球を与えてしまいランナーを出す。１アウト後、先ほどタイムリーヒットを打たれた田中広輔にセンター前ヒットを許し、九里の送りバントで２アウト２、３塁のピンチを迎える。ここで打順はトップに返ってピレラ。ピレラの打球はショートへ。しかし、エスコバーがこれを後逸し、２者が生還。４－０とリードされた。石川、守備にも足を引っ張られる･･･。

５回表、この回先頭の塩見泰隆が四球を選び出塁。１死後、山田哲人の打球はサードへ。これを堂林がファンブルし、１アウト１、２塁。４番・村上宗隆も四球を選び、１アウト満塁と絶好の得点チャンスを作る。しかし、５番・雄平がツーシームに空振り三振、先ほどのエラーを挽回したいエスコバーはセカンドゴロに倒れ、チャンスを活かすことが出来ない。

石川は５回までを投げ、６８球、被安打５、奪三振１、与四球１、与死球１、失点４（自責点２）の内容。

８回表、Carpは３番手・塹江がマウンドへ。１アウトから雄平に変わり代打で出場の中山翔太が、初球の高めストレートをレフトスタンドに運ぶソロホームランで１点を返す。

しかし８回裏、Swallowsの３番手・梅野雄吾が先頭打者の會澤翼に、２球目のほぼ真ん中のストレートを左中間スタンドに運ばれ、５－１。

９回表、Carpは４人目のフランスア。代打・西浦直亨がレフト前ヒットで出塁するが、続く代打・廣岡大志が６－４－３のダブルプレーで一気にツーアウト。最後は塩見がライトフライに倒れ試合終了。５－１でCarpが勝ち、最下位が入れ替わった。

試合感想

先発・石川は２回裏に４安打を集中されたのが痛かった。あそこを１失点で留めていれば、また試合展開も変わっただろう。ただ、作戦もあったがCarpは走塁が良かった。これでチャンスが続いたことが２点目に繋がっているので、このあたりは学ばねばならない所だろう。あとは４回のエスコバーのエラーによる２失点。石川のせいではないが、この２点は本当に余計だったと思う。

１ヶ月ぶりに１軍復帰した梅野雄吾。ファームでは好調だったようだが、１軍ではいきなり手痛い一発を食らっており、まだコントロールの面で不安が残る。微調整が必要だろう。

２番手の長谷川も同様だが、二人とも四球が多い。ランナーを背負ったわけでもないのに四球を出すのは、さすがに相手打線を警戒しすぎだろう。捕手・西田明央のリードとの兼ね合いもあるが、この辺は早目に直して欲しい。

攻撃陣は、青木宣親が「上半身のコンディション不良」という公式発表で欠場したが、前の試合でダイビングキャッチをした際、手首を痛めたようだったので、復帰まで時間がかかるかもしれない。そんな中、（ポジションは違うが）代役の雄平がチャンスに３球で空振り三振に倒れたのはいただけない。少しでも粘って欲しかった。

この日は連打無しの５安打（本塁打１）なので、多くの得点がそもそも期待できない中で、３回の２死１、３塁、４回の２死満塁、５回の１死満塁のチャンスを一つも得点につなげられなかったのは痛い。

打てない、守れないという試合だったが、J-SPORTS等で最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

予告先発

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