【レース概要】
コース概況
天候 | 晴れ |
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気温 | 27.7℃ |
路面温度 | 44.8℃ |
路面状況 | ドライ |
【レース内容】
今季は全く調子が上がらないFerrariのお膝元・Italian GP。だが、AlphaTauriのお膝元でもある。
本レース前から、Williams家がF1チームの運営から撤退する報道が流れるなど、何かと波乱に富んだ情報が流れたが、プライベーターチームがまた一つ消えていくのかと思うと、非常に寂しく思う。自分がF1の世界にはまったきっかけが、Williams HONDA時代のNigel Mansellに魅了されたことだから、余計に寂しく思う。Ms. Claire Williamsの英断に敬意を表する。
さて、レース自体は非常に天候も良く、雨の心配も無いため、波乱もなく淡々と進むいつもの展開かと思われたが、意外な結果となった。
オールシグナル、ブラックアウトで各車一斉にスタート!6番手スタートのLando Norris(McLaren)が4番手に浮上!非常に良いスタートを切った。一方、Valtteri Bottas(Mercedes)がCarlos Sainz(McLaren)に抜かれ3位に後退。
6周目、Sebastian Vettel(Ferrari)が1コーナーを直進!無線で「ブレーキが壊れた」と伝え、ピットへ。そのままレースを終了した。Ferrariのお膝元のレースで早々にVettelはリタイア。
19周目、Kevin Magnussen(Haas)がマシンを止めている。無線では「何かが壊れた」と伝え、そのままマシンを降りた。
20周目、Yellow Flagと共にSafety Carが導入される。ここでLewis Hamilton(Mercedes)とAntonio Giovinazzi(Alfa Romeo)がピットイン。しかし、この時点ではPit LaneがClosed(ピットインしてはいけないタイミング)だったため、のちにPenaltyが科されることになるだろう。
24周目にSafety Carが離脱。
25周目、今度はCharles Leclerc(Ferrari)が最終コーナー(パラボリカ)の出口付近でコントロールを失いタイヤバリアに激しく激突!Leclercは自力で脱出したが、ここでリタイアとなった。
このAccidentによって赤旗中断。Tyre Barrierの修復が終わり次第、レース再開となる見込み。また、この間にHamiltonとGiovinazziに、Pit Laneでの10秒のStop and GoのPenaltyが下された。レース再開後にこのPenaltyをこなす必要がある。
28周目、リスタート。なんと上手くピットインしていたPierre Gasly(AlphaTauri)が2番手に付けようとしている。
29周目、Hamiltonがピットイン。なんとGaslyがトップに立つ。
31周目、Max Verstappen(Red Bull)がピットイン、そのままマシンを降りた。どうやらPower Unit系のトラブルのようだ。ここでのノーポイントはVerstappenにとっても非常に痛い。
50周目、Gaslyは1.5秒差で2位・Sainzを抑えて未だトップを走る。
最終ラップ、2台の差は0.7秒。Gasly、逃げ切れるか。
そして最終コーナーを抜けてPierre Gasly(AlphaTauri)がキャリア初優勝!チームとしては前身のToro Rossoにおいて2008年Italian GPでSebastian Vettelが優勝して以来、2度目の優勝となった。チームのお膝元のレースでの勝利はまた格別なものがあるだろう。またフランス人ドライバーによる優勝は、1996年、Ligier Mugen HondaのOlivier Panisが第6戦・Monaco GPで優勝して以来、実に24年ぶりとなる。
なお、Red Bullは2台ともポイントならず。逆にMercedesは5位・7位としっかりポイントを稼ぎ、Constructors Pointの差を広げた。
ちなみにFastest LapはHamiltonが記録している。
レース全体の結果は以下の通り。
Race Result
POS. | Car No. | Driver | Team | Time | Point | Remarks |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | Pierre Gasly | AlphaTauri | 1:47:06.056 | 25 | |
2 | 55 | Carlos Sainz | McLaren | 1:47:06.471 | 18 | |
3 | 18 | Lance Stroll | Racing Point | 1:47:09.414 | 15 | |
4 | 4 | Lando Norris | McLaren | 1:47:12.056 | 12 | |
5 | 77 | Valtteri Bottas | Mercedes | 1:47:13.164 | 10 | |
6 | 3 | Daniel Riccialdo | Renault | 1:47:14.447 | 8 | |
7 | 44 | Lewis Hamilton | Mercedes | 1:47:23.301 | 7 | Fastest |
8 | 31 | Esteban Ocon | Renault | 1:47:24.747 | 4 | |
9 | 26 | Daniil Kvyat | AlphaTauri | 1:47:28.264 | 2 | |
10 | 11 | Sergio Perez | Racing Point | 1:47:29.280 | 1 | |
11 | 6 | Nicholas Latifi | Williams | 1:47:38.932 | 0 | |
12 | 8 | Romain Grosjean | Haas | 1:47:41.220 | 0 | |
13 | 7 | Kimi Raikkonen | Alfa Romeo | 1:47:42.368 | 0 | |
14 | 63 | George Russell | Williams | 1:47:42.649 | 0 | |
15 | 23 | Alexander Albon | Red Bull | 1:47:43.589 | 0 | |
16 | 99 | Antonio Giovinazzi | Alfa Romeo | 1:48:01.255 | 0 | |
Ret | 33 | Max Verstappen | Red Bull | 30Laps (Power Unit) | 0 | Retire |
Ret | 16 | Charles Leclerc | Ferrari | 23Laps (Spin off) | 0 | Retire |
Ret | 20 | Kevin Magnussen | Haas | 17Laps (Power Unit) | 0 | Retire |
Ret | 5 | Sebastian Vettel | Ferrari | 6Laps (Brake) | 0 | Retire |
2020/09/06 02:00 (JST)