【燕】学習しない投手陣、ついに最下位転落 (08/26)

試合結果

08月26日(水) 対Giants 12回戦(明治神宮野球場)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 TOTAL H E
Giants 2 2 0 0 0 3 0 0 5 12 20 1
Swallows 3 0 0 0 2 0 0 0 0 5 7 0
勝投手 高梨雄平 (1勝0敗0S)
敗投手 長谷川宙輝 (1勝2敗0S)
Giants ウィーラー7号(2ラン) (1回:高橋)
Swallows 山田哲人5号(ソロ) (1回:ディプラン)
Swallows 村上宗隆11号(2ラン) (1回:ディプラン)
Swallows 坂口智隆6号(2ラン) (5回:桜井)

【試合概要】

ゲーム展開

Swallows先発は、良い時と悪い時の差が激しく、1勝2敗と勝ち星が増えない高橋奎二。対するGiantsの先発は公式戦、来日初先発のディプラン。立ち上がりが不安な両先発で試合開始。

まず1回表。1アウトから2番・松原聖弥がセカンドへの内野安打で出塁すると、3番・ウィーラーが甘く入った変化球を捉えレフトスタンドへ。2ランホームランでGiantsがまず2点を先制。

しかしその裏、Swallowsは1アウトから2番・山田哲人が初球の高めストレートをセンターバックスクリーンに運ぶソロホームランで1点を返す。続く3番・青木宣親が四球で出塁すると、4番・村上宗隆がフルカウントから粘った7球目、ど真ん中に来たツーシームをレフトスタンド中段に運ぶ2ランホームランで3-2と逆転に成功。

だが2回表、先頭打者の中島宏之に8球目の外角ストレートをライト前に運ばれ、ノーアウトのランナーを背負う。続く7番・岸田行倫に甘く入った変化球を右中間に運ばれるツーベースヒットでノーアウト2、3塁のピンチ。その後、2アウトを取り1、3塁となるが、打順はトップに返って坂本勇人。内角高めのストレートを捉えられ、左中間を破るツーベースヒットでランナー2人が還り、Giantsがすぐさま逆転、3-4となる。

先発・高橋奎二は3回にも2アウト満塁のピンチを背負うなど、無失点で切り抜けたものの不安定な投球で4回を投げて降板。97球、被安打8、被本塁打1、奪三振7、与四球2、失点4(自責点4)という結果。

5回裏、代打の宮本丈がレフト前ヒットで出塁すると、打順はトップに返って坂口。高めのストレートを捉え、打球はライトスタンド中段へ。2ランホームランで再び5-4と逆転に成功する。

あとは継投で何とか逃げ切りたいところだが、6回表。この回から登板の長谷川宙輝。昨日は1アウトしか取れず大量失点のきっかけを作ったので、汚名返上したいところ。しかし、先頭の岸田を四球で歩かせると、代走の増田大輝が盗塁でノーアウト2塁。吉川尚輝のセカンドゴロの間に3塁へ進み1アウト3塁とすると、途中出場の重信慎之介がきっちりとレフト前ヒットを放ち、Giantsが5-5の同点に追い付く。ここで長谷川から4番手の風張連にスイッチ。坂本をファーストファウルフライに打ち取るが、松原を四球で歩かせ2アウト1、2塁とピンチを招くと、ウィーラーにサードの横を鋭く抜けるレフト前ヒットで2塁ランナーが還りあっさり逆転を許す。さらに4番・岡本和真の打球はライト・センター・セカンドの間にポトリと落ちるポテンヒットで2塁ランナーが還りもう1点追加。5-7となる。今日も中継ぎ陣があっさりと点を取られる展開。

7回、8回は5番手・今野龍太がランナーを出しながらも無失点に抑え、迎えた9回表。6番手の大下佑馬がマウンドへ。1アウト後、一気に5連打を浴びてあっという間に3点を失う。2アウトを取ったあともランナー1、3塁から連打を浴び、最終回に5点を失って万事休す。

Swallows打線は6回から9回までノーヒットでそのまま試合終了。終わってみれば昨日より酷い、5-12という大差で敗れ最下位転落。

試合感想

先発。何度ここに書いただろう。最低でも5回3失点で抑えてくれ。そうで無ければ中継ぎ陣に全部しわ寄せが行く。打線も、点を取ってもすぐに取られてしまってはモチベーションが下がる。代わりの投手がいないのでしばらく高橋奎二も先発の一角に留まるだろうが、こんな投球をしていると首脳陣の信頼を失うだろう。7奪三振と、球に力はあるのだから、あとは要所でキッチリと捕手の構えたところに投げきる事。ランナーを出しても簡単に点を取られないピッチングを身につけて欲しい。

次に中継ぎ。登板機会が多く、しかもこの夏の猛暑の中、連戦続きで疲れているのは分かる。他チームよりしんどいだろう。だが、せっかく逆転してもこう毎回毎回、あっさりと逆転を許すような投球をされては、野手からの信頼を失うだろう。特に長谷川は良い球を放っているのだから、ここ一番で甘い球を投げてしまうクセを直して欲しい。同じ事は風張蓮にも言える。

大下佑馬は、もう完全に集中力が欠けていた。2点差のまま9回の裏だったら、まだどうなったか分からないが、5点も献上してしまっては、追い付こうという気が無くなる。翌日の試合にも全く繋がらない。この日は何のために投げたのか、己に問うて欲しい。

打撃陣。この日は本塁打3本による得点のみ。連打で3点以上得点したイニングは、8/22のTigers戦の8回裏、青木の満塁本塁打で4点を取って以来、ご無沙汰である。

それでも5得点しているのだから、通常なら勝たねばならない試合である。だがチーム防御率は昨年よりも悪化して4.82のリーグ最下位。1試合あたりの失点は5.23とリーグ断トツの最下位である(12球団唯一の5失点台)。つまり、5点取ってもなかなか勝てないと言うことだ。チーム得点はリーグ2位(247点)で、1試合あたりでも単純に4.41(リーグ2位)。如何に投手陣が不甲斐ないかが分かるだろう(守備の方にも問題は山積しているが)。高津監督の掲げた、投手力の再建にはほど遠い状況である。

イライラが募る試合であったが、最後まで観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

08/27(木) Swallows VS Giants 13回戦
明治神宮野球場 18:00試合開始

予告先発

Giants 戸郷翔征
Swallows 高梨裕稔


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