【燕】5点先制も追い付かれ引き分け、吉田大喜5回2失点

試合結果

07月24日(金) 対Giants 6回戦(明治神宮野球場)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 TOTAL H E
Giants 0 0 0 2 0 0 3 0 0 0 5 11 0
Swallows 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0 5 8 0
Giants 大城卓三4号(2ラン) (4回:吉田大喜)
Giants 吉川尚輝4号(ソロ) (7回:梅野)
Giants 丸佳浩5号(ソロ) (7回:梅野)

【試合概要】

Swallowsはルーキーの吉田大喜が先発。プロ初登板となった前回は2回1/3を5失点とプロの洗礼を浴びた。今日はプロの空気に慣れたところを見せたい。一方、Giantsはプロ9年目の今村信貴が今季2試合目の先発。前回は5回1失点で勝利投手となっている。今日も勝って先発ローテーションの一角を奪えるか、勝負所となる登板だ。両先発により試合は始まった。

先制したのはSwallows。2回裏、先頭の6番・エスコバーが四球で出塁すると、続く7番・山崎晃大朗は右前安打で好機を広げる。この日スタメンマスクの8番・井野卓が犠打で送ると、9番・投手の吉田喜はバットの先に当てた右前2点適時打を放ち、自ら先制点を叩き出した。2死2塁となったあと、2番・山田哲人が左前適時打で1点を追加。3番・青木宣親の左中間への当たりは、中堅手・丸と左翼手・ウィーラーがお見合いをして間に落ちる2塁打となり、山田が還って4点目。さらに4番・村上宗隆が右前適時打でさらに1点追加。この回、計5点を先制し、ルーキー・吉田喜を援護。

4回表、吉田喜は先頭の岡本和真に四球を与えると、5番・大城卓三に右翼席に運ばれ2点を失う。その後も中島宏之に左前安打、ウィーラーに中前安打で無死1、3塁のピンチを招くが、斎藤隆投手コーチがマウンドへ。ここで吹っ切れたのか、8番・吉川尚輝を空振り三振に打ち取ると、すでに3番手としてマウンドに上がっていた大江竜聖に代わり代打・石川慎吾が起用される。吉田喜はど真ん中のスライダーを投じるが、石川がこれを打ち損じ、1-4-3の併殺でそれ以上の失点は防いだ。

5回表、1死1、2塁とまたしても得点圏に走者を背負った吉田喜。しかし、4番・岡本和真を6-4-3の併殺打に打ち取り、勝利投手の権利を得て降板した。5回を投げて98球、被安打6、被本塁打1、奪三振4、与四球3、失点2(自責点2)という内容だった。

6回表には2番手・マクガフが登板。キッチリと3人で打ち取り、復調の兆しを見せた。

7回表には3番手・梅野雄吾が登板。しかし、先頭打者の吉川尚輝に2球目のど真ん中に入ったフォークボールを右翼席に運ばれ、5-3と2点差に詰め寄られる。続いて途中出場の重信慎之介が右翼方向への2塁打で出塁。トップに返って亀井善行の右飛で重信はタッチアップで3塁へ。1死3塁とすると2番・坂本勇人の打球は右翼方向へ。これを山崎が好捕したが、犠飛となり5-4と1点差に迫られる。すると3番・丸佳浩に対して、高めに入った直球を叩かれ、打球はバックスクリーンへ。梅野はこの回2被弾3失点で5-5の同点に追い付かれる。同時に、吉田喜のプロ初勝利が消えた。さらに岡本に四球を出したところで梅野を諦め、4番手・長谷川宙輝が登板。大城卓三に左前安打を浴び、代打・北村択己に四球を与え、2死満塁のピンチ。しかし、7番・ウィーラーを変化球で空振り三振に打ち取り、ピンチを脱した。

その後は両軍、投手をつぎ込み相手に点を与えない。Swallowsは8回表に5番手・清水昇、9回表に6番手・石山泰稚、10回表は7番手で星知弥が登板。2死2塁となったところで8番手・中澤雅人が登板し1人を抑え、Swallowsの負けは無くなった。Giantsは7回裏から6番手・高木京介、8回裏には7番手・大竹寛、9回裏には8番手・中川皓太。延長10回も中川が抑え、試合終了。5-5の延長10回引き分けに終わった。

先発の吉田大喜は、球数は多いものの要所で打たせて取る投球ができており、次回以降の登板にも期待ができる。しかし、今日は梅野がすべてだったといっていいだろう。ここ最近は良い投球をしていたのだが、球が全体的に浮いており、それを狙い打たれていた。特に、先頭の吉川尚輝に打たれた本塁打はど真ん中のフォークボール。丸には高めの直球。本塁打だけを避ければ良い場面でこのような投球をしてしまっては、少しずつ取り戻していた信頼も一気に崩れてしまう。大いに反省して次回登板に活かしてもらいたい。

打線は2回に爆発したがその後は4回裏に走者を2塁に進めたものの、それ以外は得点圏に走者を進ませるどころか、走者を出すことすらままならなかった。非常に淡泊な打撃が目立っていたので、如何に多くの点を取るか、もう少し粘っこい野球をしてもらいたい。故・野村克也氏の、相手が嫌がる野球をして欲しかった。このあたり、高津監督は心得ているはずなので、今後は打撃コーチと共に考えていくことだろう。

残念ながら延長引分けとなった長い試合であったが、観戦された皆さま、お疲れ様でした。

次試合の予定

07/25(土) Swallows VS Giants 7回戦
明治神宮野球場 18:00試合開始

予告先発

Giants サンチェス
Swallows 小川泰弘


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