【F1】Round.03 Hungarian GP DAY 3 – Race Results

【レース概要】

コース概況

天候
気温 21℃
路面温度 28℃
路面状況 セミウェット

【レース内容】

2020年F1第3戦、Hungary GP。今にも雨が降りそうな天候で、路面温度も上がらないまま決勝レースを迎えた。が、スターティンググリッドにつく前に、何とMax Verstappen(Red Bull)がコースオフしてタイヤバリアにクラッシュ。フロントウィング等を破損してしまう。だが、ここはRed Bullのメカニックが12分間という短時間の間にパーツ交換をやってのけ、事なきを得た。

オールシグナル、ブラックアウト!ポールポジションのLewis Hamilton(Mercedes)は良いスタートを切ったが、フロント・ロウのValtteri Bottas(Mercedes)が2速スタートをしようとして危うくストール寸前となり、大きく出遅れた。スタート前にクラッシュした7番手スタートのVerstappenが3位にジャンプアップ。

3周目あたりから、各車タイヤをインターミディエイトからミディアムあるいはソフトへと交換するために続々とピットイン。序盤から波乱含みの展開で、6周目にはトップHamiltonと2位・Verstappenの差は7.6秒ほど。その後ろにKevin MagnussenとRomain GrosjeanというHaasの2台が3位、4位につける。

8周目、グリッドの所定の位置につかなかったという事でKimi Raikkonen(Alfa Romeo)に5秒加算ペナルティが科される。また9周目にはピットレーンでCarlos Sainz(McLaren)とNicholas Latifi(Williams)が接触。この件に関してはLatifiに5秒加算ペナルティが科された。

17周目、Pierre Gasly(AlphaTauri)のマシンから白煙が上がる!そのままピットインしリタイア。ギアボックストラブルの様子。18周目、Alexander Albon(Red Bull)が7位走行中のCharles Leclerc(Ferrari)を1コーナーでオーバーテイク!19周目には同じFerrariのSebastian VettelがLeclercを2コーナーでパス!今回は同士討ちを避けられた。

29周目、GrosjeanをAlbonが1コーナーでオーバーテイク!これで6位・Albon、7位・Grosjeanとなった。

33周目、トップを快走するHamiltonが2位・Verstappenに約17秒差、Verstappenと3位・Lance Stroll(Racing Point)の差が約16秒と、だいぶ差が開いてきた。

35周目にHamiltonが無線で、「雨が落ちてきた」と伝えているが、雨が強くなるとまた波乱の展開となりそうだ。今のところはタイヤ交換の準備をする様子はない。

45周目、8位・Magnussenまでが周回遅れとされる。Hamiltonが異次元の速さでかっ飛ばしている。また、2位争いが激しくなり、2位・Verstappenに対して、3位に浮上していたBottasが1秒差まで迫る。しかしその後しばらく、周回遅れの処理にもたつき、差が少しずつ開く。

50周目、先にBottasがタイヤ交換。そしてピットアウト後、ファステストラップを連発しながら2位を窺う。Verstappenまでは約18秒の差。

60周目、Hamiltonは2位・Verstappenに24秒もの差をつけて悠々とドライブ。VerstappenとBottasの差は9秒。こちらは予断を許さない。

66周目、トップ・Hamiltonがピットイン、ソフトタイヤに交換しピットアウト。Verstappenとの差は5.8秒。そしてVerstappenとBottasの差は2.6秒まで縮まってきている。

68周目、残り3周でVerstappenとBottasの差が1.3秒!Verstappenが果たしてBottasを抑えることが出来るかどうか、この2位争いが非常に熱いバトルとなっている。なおその頃、Hamiltonがファステストラップを刻みながら独走態勢をさらに強固なものにしている。

そして迎えたファイナルラップ、DRSの使用でBottasがVerstappenに迫るが何とか逃げ切り2位フィニッシュ!スタート前はどうなることかと思われたが、表彰台に上ることができ、現状では最高の結果となった。Bottasはあと一歩及ばなかった。Hamiltonは結局、6位以下をすべて周回遅れにするという完璧な勝利。ファステストラップによる1ポイントのおまけ付き。

レースの詳細な結果は以下の通り。

Race Result

POS. Car No. Driver Team Time Point Remarks
1 44 Lewis Hamilton Mercedes 1:36:12.473 26 Fastest
2 33 Max Verstappen Red Bull 1:36:21.175 18  
3 77 Valtteri Bottas Mercedes 1:36:21.925 15  
4 18 Lance Stroll Racing Point 1:37:10.052 12  
5 23 Alexander Albon Red Bull 1:37:30.789 10  
6 5 Sebastian Vettel Ferrari +1Lap 8  
7 11 Sergio Perez Racing Point +1Lap 6  
8 3 Daniel Riccialdo Renault +1Lap 4  
9 55 Carlos Sainz McLaren +1Lap 2  
10 20 Kevin Magnussen Haas +1Lap 1  
11 16 Charles Leclerc Ferrari +1Lap 0  
12 26 Daniil Kvyat AlphaTauri +1Lap 0  
13 4 Lando Norris McLaren +1Lap 0  
14 31 Esteban Ocon Renault +1Lap 0  
15 7 Kimi Raikkonen Alfa Romeo +1Lap 0  
16 8 Romain Grosjean Haas +1Lap 0  
17 99 Antonio Giovinazzi Alfa Romeo +1Lap 0  
18 63 George Russell Williams +1Lap 0  
19 6 Nicholas Latifi Williams +5Lap 0  
Ret 10 Pierre Gasly AlphaTauri Power Unit 0 Retire

#20 Kevin Magnussen:Formation Lap中にチームがドライバーに無線で指示を与えたため10秒加算ペナルティ。
#8 Romain Grosjean:Formation Lap中にチームがドライバーに無線で指示を与えたため10秒加算ペナルティ。
※Racing Pointの結果は暫定:Renaultよりレギュレーションに関する抗議に対する結果により決定される。

2020/07/20 12:00 (JST)

 


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