【F1】Round.02 Bahrain GP DAY 3 (Race Result)

【レース概要】

コース概況

天候 曇り
気温 26℃
路面温度 29℃
路面状況 ドライ

レース内容

2019年F1 GP第2戦、Bahrain GP。F1が始まって今回が999戦目。次戦、中国GPが祈念すべき1,000戦目となる。ここまで、表彰台のトップに立ったのは、僅か107人。果たして、F1参戦2年目、Ferrari移籍2戦目のCharles Lecrelcがポールポジションから108人目の優勝者となるのか。また、フロントロウにSebastian Vettelと、Ferrariの速さが目立った予選。決勝は果たしてどうなるのか。2列目に並ぶMercedesの2台が不気味である。

天候は曇り、ナイトレースのため路面温度が徐々に下がっていくコンディションのもと、タイヤチョイスによりレースペースが大きく変化し、オーバーテイクの多いアグレッシブなレースだった。

スタートは、Charles LecrelcとLewis Hamiltonが出遅れる。その隙を突き、Sebastian VettelとValtteri Bottasが前へ出る。Leclercは何とか3位を死守。そして2周目にはLeclercはBottasを抜き2番手に上がる。その後、HamiltonもBottasを抜き、2周目が終わるとVettel、Leclerc、Hamilton、Bottas、少し離れてMax Verstappen (Red Bull)、Carlos Sainz (McLaren)といった順位。

4周目、SainzがVerstappenとサイドバイサイドとなるが、その際接触し、ダメージを負って何とかピットへ。最後方からの再スタートとなる。Verstappenには特に大きな問題は無かった。

6周目、LeclercがVettelを抜きトップに躍り出る。これでFerrariが早くも1-2体制となり、LeclercはそのままVettelを引き離していく。10周目から、Kimi Raikkonen (Alfa Romeo)を皮切りにタイヤ交換のためのピットインが始まる。これでまた大きく順位が入れ替わる。

ペースの上がらないVettelは上位陣ではあとの方となる14周目のピットインで、ミディアムタイヤでピットアウトするものの、Hamiltonの後塵を拝してしまう。Vettelはミディアムタイヤに交換したあとペースが上がり、徐々にHamiltonに迫る。23周目にVettelがHamiltonをかわし、再びFerrariの1-2体制となる。

Daniel Riccialdo (Renault)はどうやら1ストップ作戦をとる模様で、1セット目のソフトタイヤで25周目まで引っ張り、残りをミディアムタイヤで走りきる戦法。

34周目、Hamiltonはソフト→ミディアムに交換。36周目にVettelがミディアムタイヤに再び交換。そして再びVettelとHamiltonの2位争いが激しくなり、38周目にHamiltonがDRSを使用しVettelをかわすと、Hamiltonは勢い余ってスピンし、その後フロントウィングが吹き飛び、9番手まで順位を下げてしまう。これでLeclerc、Hamilton、Bottas、Verstappenの順。その後、Vettelは猛烈な追い上げを見せ、5番手まで順位を上げる。

このまま行くかと思われたが残り10周あまりとなったところでLeclercから、エンジン音が良くないと無線が入る。と同時に、ペースがガクンと落ちる。他車より4~6秒遅いペースまで落ち、あっという間にHamiltonに追いつかれる。49周目、Hamiltonが難なくLeclercをパスしトップに立つと、54周目にはBottasもLeclercをかわし、まさかのMercedesの1-2体制となる。このままではVerstappenにもかわされるか・・・と思われた矢先、Renaultの2台が相次いでストップ。

この影響で残り2周となったところでペースカーが導入される。このままゴールすればLeclercの表彰台は確保されるが、1周でペースカーが退いたら、すぐ後方に迫っているVerstappenに抜かれてしまうだろう。本人も無線でどうなるかピットクルーに確認するも、まだ分からないとの返答。

いよいよ最終ラップ、ペースカーはピットインせず、このままの順位でのゴールがほぼ確定される。波乱のレースだったが結局、Hamiltonがそのままチェッカーフラッグを受け優勝。2位にBottas、3位に意地のLeclercまでが表彰台。LeclercはFastest Lapも記録し、+1Pointを獲得。

以下、Verstappen、Vettel、Lando Norris (McLaren)、Raikkonen、Pierre Gasly (Red Bull)、Alexander Albon (Toro Rosso)、Sergio Perez (Racing Point)までが10位入賞となった。

Ferrariにとっては悪夢のような1日だったが、速さを見せつけたことでMercedesに脅威を与えたであろう。また、Hondaエンジンの信頼性の高さは4台とも完走かつ、3台が入賞したことで示されたであろう。あとはレースペースがもう少し上がれば、Mercedes、Ferrariの2チームを脅かすことが出来るだろう。また、McLarenも昨年と比べ大きくパフォーマンスが向上しており、特にLando NorrisはF1・2戦目にして初入賞と大きな成果を残している。

次戦、中国GPは記念すべきF1の1,000レース目となるので、節目にふさわしいレースを期待している。

Race Result

POS.Car No.DriverTeamPointRemarks
144Lewis HamiltonMercedes1:34:21.29525
277Valtteri BottasMercedes1:34:24.27518
316Charles LeclercFerrari1:34:27.42616Fastest
433Max VerstappenRed Bull1:34:27.70312
55Sebastian VettelFerrari1:34:57.36310
64Lando NorrisMcLaren1:35:07.0498
77Kimi RaikkonenAlfa Romeo1:35:08.7656
810Pierre GaslyRed Bull1:35:19.3894
923Alexander AlbonToro Rosso1:35:23.9922
1011Sergio PerezRacing Point1:35:24.9911
1199Antonio GiovinazziAlfa Romeo1:35:25.8940
1226Daniil KvyatToro Rosso+1Lap0周回遅れ
1320Kevin MagnussenHaas+1Lap0周回遅れ
1418Lance StrollRacing Point+1Lap0周回遅れ
1563George RussellWilliams+1Lap0周回遅れ
1688Robert KubicaWilliams+2Lap0周回遅れ
1727Nico HulkenbergRenault+4Lap0周回遅れ
183Daniel RiccialdoRenault+4Lap0周回遅れ
1955Carlos SainzMcLaren+4Lap0周回遅れ
Ret8Romain GrosjeanHaasDNF (Lap 56)0Floor Damage

Starting Grid

1
16Charles Leclerc2
Ferrari5Sebastian Vettel
Ferrari
3
44Lewis Hamilton4
Mercedes77Valtteri Bottas
Mercedes
5
33Max Verstappen6
Red Bull20Kevin Magnussen
Haas
7
55Carlos Sainz8
McLaren7Kimi Raikkonen
Alfa Romeo
9
4Lando Norris10
McLaren3Daniel Riccialdo
Renault
11
8Romain Grosjean12
Haas23Alexander Albon
Toro Rosso
13
10Pierre Gasly14
Red Bull11Sergio Perez
Racing Point
15
26Daniil Kvyat16
Toro Rosso99Antonio Giovinazzi
Alfa Romeo
17
27Nico Hulkenberg18
Renault18Lance Stroll
Racing Point
19
63George Russell20
Williams88Robert Kubica
Williams

※Romain Grosjeanは他車へのアタック妨害により3グリッド降格処分


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