【NEWS】JR東日本、中央・総武線の停電事故について

2月25日朝5時頃、御茶ノ水駅付近で生じた停電の原因となった、水道橋~飯田橋駅間での火災について、現場での火災防止対策が不十分だったのではないか、との見方を示している。

JRの工事は概ね、下請けの子会社が作業を請け負い(時にはさらに孫会社に投げることもある)、JR東日本社員は監督者として1、2名が現場にいるはずである。しかし、この時、下請けの子会社の責任者は大抵、JRから出向した年配の作業員であることが多く、現場経験も長い言わば「ベテラン作業員」であることが多い。反面、JR東日本から派遣される監督員はその人達より「年下」であることが多い。

つまり、どういう事かというと現場作業に手を出さないJR東日本の監督員は、マニュアル通りに物事を進めたり、安全配慮に気をつけたりしても、実際に作業するベテラン作業員にそれを伝えられなかったり、伝えても「大丈夫だ!」の一言で済まされてしまうことがあるのである。これはJR東日本に限った話ではなく、全てのJR、公民鉄に言えることである。

今回の火災での不十分な対策が、果たしてこのような事例によるものかは分からないが、子会社が下請けで、本社からベテラン社員を出向させたり、他業種からの再雇用をさせたりしていると、こういう事が起きやすいのが現状である。ましてや、ベテラン作業員はプライドが高いので、注意1つするにも「コツ」が必要だ。真正面からぶつかったら恐らく逆ギレされて作業遅延の原因にすらなりかねない。

私は現業社員ではないが、やはり試験作業中に関連会社社員とコミュニケーションを取りながら作業をするときは、年配の関連会社社員には非常に気を使い、割と上手く取りなしていたと思う。今でも仲は良好で、飲み屋で会うと笑顔で隣に座らせてもらえる(多少おごってもらえたりもする)。

恐らく、このような事故の再発防止に努めていると思うが、本社―子会社間のコミュニケーションをもう少し取れれば良いのにな、と思う次第。


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