【NEWS】はやぶさ2、リュウグウに着陸成功

上空20kmから野球場のマウンドへ

やや旧聞になるが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発した『はやぶさ2』が、地球と火星の間にある小惑星『リュウグウ』への着陸に成功した。はやぶさ2がリュウグウに接近した後、着陸地点の上空20kmに迫ったあと、およそ野球場のマウンドぐらいの地点(直径約6m)への降下に成功。通信によれば、予定通り表面物質を採取するための弾丸発射も成功しているとみられており、小惑星『リュウグウ』の表面物質が採取されている可能性は高い。

今回取られた着陸方法は「ピンポイントタッチダウン」と呼ばれるもので、探査機の誘導方法としては極めて高度な技術が必要だ。降下地点の円内にマーカーをわざと中心からずらして置き、それを横目に見ながら降下地点の中央付近に着陸を誘導するというもの。これはNASA(米航空宇宙局)からも方法を教えて欲しいと依頼されている、日本の随一の技術だ。

こういった科学技術、特に宇宙科学に関する技術は非現実的である(ようにみえる)ことが多いため、なかなか潤沢な資金を得るのは難しいが、反面、少ない予算で出来るが他国がマネできない技術を習得し、宇宙の成り立ちやこれまでまだ解明されていない様々な事象についての研究の一助になればと思う。

 


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