バーレーンGP・概要
FORMULA 1 2018 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX
コース :Bahrain International Circuit
周回数 :57 Lap
周回長 :5.412 km / Lap
レース長:308.238 km
ラップレコード:Pedro de la Rosa (2005) – 1:31.447
スケジュール(現地時刻)
4/6(金)
Practice 1 14:00 – 15:30
Practice 2 18:00 – 19:30
4/7(土)
Practice 3 15:00 – 16:00
Qualifying 18:00 – 19:00
4/8(日)
Race 18:10 – 20:10
Q1
2018年F1第2戦・バーレーンGPの予選がスタートする。砂漠に囲まれたサーキットのため、砂がコース上に舞い、すべりやすくコントロールが難しいサーキットとして有名である。
なお、この予選前にLewis Hamilton(Mercedes)がギアボックス交換を行ったため、5グリッド降格処分を受けている。その為、Hamiltonは予選でポール・ポジションを獲得したいところである。
予選開始直前のコースの状態は以下の通り。
天 候:晴れ
気 温:28℃
路面温度:32℃
予選最初のセッションであるQ1セッションは18分間で争われ、このうちタイムが下位の5台が予選順位16位~20位となる。
まず、Marcus Ericsson(Sauber)が1:31.976をマーク。これが最初の指標となる。しかし、すぐにチムメートのCharles Leclerc(Sauber)が1:31.775で抜き返した。
Kimi Raikkonen(Ferrari)が1:28.951と一気に1分28秒台にのせてきた。この後、全マシンの最初のタイムが出そろった時点でノックアウトゾーンにはFernando Alonso(McLaren)、Sergey Sirotkin(Williams)、Leclerc、Lance Stroll(Williams)、Brendon Hartley(Toro Rosso)となっている。
ここでMax Verstappen(Red Bull)がターン2を抜けたところで右の縁石にタイヤをのせてしまいコントロールを失って、コース左のウォールに激突、赤旗中断となる。時計は残り5分25秒でストップ。Verstappenはこの時点で4番手のタイムを刻んでおり、Q1突破は確実だが左フロント部分を大きく破損しており、Q2セッションでの走行は困難だと思われる。
その間にHartleyは10番手、Pierre Gasly(Toro Rosso)は12番手に上げてきている。この時点でのノックアウトゾーンはRomain Grosjean(Haas)、Alonso、Sirotokin、Leclerc、Strollとなっている。
セッション再開、激しい15番手争いが繰り広げられる。めまぐるしく順位が入れ替わる中、無情にもセッションは終了。ノックアウトされたのは以下の5台となった。15位Alonso、16位Grosjeanは1/1000秒まで同タイムであったが、先にタイムを出したAlonsoが15位となり、Q1セッションを突破した。
POS. | Driver | Team | Time |
---|---|---|---|
16 | Romain Grosjean | Haas | 1:30.530 |
17 | Marcus Ericsson | Sauber | 1:31.063 |
18 | Sergey Sirotkin | Williams | 1:31.414 |
19 | Charles Leclerc | Sauber | 1:31.420 |
20 | Lance Stroll | Williams | 1:31.503 |
Q2
少し時間をおいて、Q2セッションがスタート。Q2セッションは15分間で争われ、このうちタイムが下位の5台が予選順位11位~15位となる。Q1セッションで激しくクラッシュしたVerstappenは恐らく走行不能のため、予選順位15位はほぼ確定とみられる。
まず、Sebastian Vettel (Ferrari)がタイムアタックに入った。Raikkonenもそれに続く。Vettelのタイムは1:28.341。Raikkonenはこれにコンマ2秒遅れた。Q3セッションでポールを狙うHamiltonはソフトタイヤでタイムアタック。2番手のタイムを刻んだ。
Q2残り時間が4分となり、最後のタイムアタックのため各車が続々とコースイン。ここでもめまぐるしく順位が入れ替わったが、Gaslyは9番手につけ、Q2を突破。Hartleyは11番手で一歩及ばず。Q2でノックアウトされたのは以下の5台となった。
POS. | Driver | Team | Time |
---|---|---|---|
11 | Brendon Hartley | Toro Rosso | 1:30.105 |
12 | Sergio Perez | Force India | 1:30.156 |
13 | Fernando Alonso | McLaren | 1:30.212 |
14 | Stoffel Vandoorne | McLaren | 1:30.525 |
15 | Max Verstappen | Red Bull | –:– |
Q3
少し時間をおいてポールポジションを決めるQ3セッションが始まった。Q3セッションは12分間で争われ、予選の上位10台の順位が決まる。
Vettelが1:28.196でトップに立つと、すかさずRaikkonenが1:28.101を叩き出しトップを奪う。その後ろにValtteri Bottas(Mercedes)、Daniel Ricciald(Red Bull)が続いていたが、Hamiltonが3番手に浮上。Gaslyは6番手、7番手にCarlos Sainz(Renault)が続く。
残り時間3分となり、ようやくEsteban Ocon(Force Indeia)、Nico Hulkenberg(Renault)、Kevin Magnussen(Haas)がコースイン。全車コースインし、激しいタイム争いが繰り広げられるが、最後にVettelが今季初、通算51回目のポールポジションを獲得した。フロント・ロウにはチームメイトのRaikkonenが並び、5グリッド降格が決まっているHamiltonは4番手のタイムに終わった。Q3セッションの結果は以下の通り。
POS. | Driver | Team | Time |
---|---|---|---|
1 | Sebastian Vettel | Ferrari | 1:27.958 |
2 | Kimi Raikkonen | Ferrari | 1:28.101 |
3 | Valtteri Bottas | Mercedes | 1:28.124 |
4 | Lewis Hamilton | Mercedes | 1:28.220 |
5 | Daniel Ricciald | Red Bull | 1:28.398 |
6 | Pierre Gasly | Toro Rosso | 1:29.329 |
7 | Kevin Magnussen | Haas | 1:29.358 |
8 | Nico Hulkenberg | Renault | 1:29.570 |
9 | Esteban Ocon | Force India | 1:29.874 |
10 | Carlos Sainz | Renault | 1:29.986 |