【F1】Toro Rosso、早くも2基目のPU導入を決断

初戦のリタイアの原因は両マシンともPUとみられた

Pierre Gaslyがリタイアした原因はパワーユニット(PU)のうち、MGU-H(熱エネルギー回収システム)にあり、今週末のBahrain GPではToro RossoおよびHondaのエンジニアは、彼のマシンのPUのうちこのMGU-Hとターボチャージャー、そしてMGU-Hのトラブルによりダメージを受けていたエンジン(ICE)を交換することを決めた。年間3基までの使用を義務づけられたICEのうち、2戦目にして早くも2基目を使用せざるを得ない状況は深刻だ。また、万全を期すためにBrendon HartleyのPUもMGU-Hとターボチャージャーを交換することとした。ICEは引き続き使用する見込みだ。




このような状況において、Hartleyは楽観的で、Bahrainでは入賞圏内には入れるのではないかと自信を持って答えている。
残り20戦、特にGaslyはICEに対して慎重な戦いが必要となる。

PUの構成と年間使用数、ペナルティ

F1のPUは以下の6つのコンポーネントから構成されている。

  • ICE(エンジン)・・・年間3基
  • MGU-K(運動エネルギー回収システム)・・・年間2基
  • MGU-H(熱エネルギー回収システム)・・・年間3基
  • ES(エナジーストア)・・・年間2基
  • TC(ターボチャージャー)・・・年間3基
  • CE(コントロールユニット)・・・年間3基

これらのコンポーネントの年間使用数が1基超えた時点で10グリッド降格、さらに同時に他のコンポーネントの使用数も1基超えるごとに5グリッド降格となる。合計15グリッドを超えた場合には最後尾スタートとなり、最後尾スタートが複数出た場合には、ペナルティが発生したマシン順に最後尾につくことになる。



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