【清水】 アウェイで格下に手痛い敗戦(7/1:vs 札幌)

試合結果

J1 第17節 2017.07.01(土)
キックオフ:14:00
試合会場:札幌ドーム

札幌
(15)
1 前半 0 清水
(18)
0 後半 0
1 合計 0

【得点】

札 幌:ヘイス(前半6分)
※チーム名の下の括弧数字は試合終了後の勝点

戦評

清水にとってJ1前半戦最後の相手は札幌。勝ち点的には格下であるので、ここは確実に勝ち点3を取りに行きたいところ。しかし、前節、後半で負傷退場したチアゴアウベスがベンチから外れ、チャンスメイクに不安が残る。
一方の札幌は、前節、J1初出場となったヘイスがセットプレーから初得点を挙げ幸先の良いスタートを切っている。これで流れを変えて降格圏内から抜け出し、中位争いをしたいところである。

試合開始早々、札幌は前半6分にGKのク・ソンユンがロングボールを前線に送る。これをカヌがヘディングでGK・六反に返そうとするが、球足が弱く、都倉が猛然と詰め寄り、ゴールライン際で六反よりも先に追い付きヘイスへ落とす。ヘイスはDF・鎌田をかわして冷静にシュートを放つ。これが清水ゴールのネットを揺らし、札幌が幸先良く先制点を奪う。ヘイスは2戦連続の得点となった。清水は、カヌの安易なバックパスがあだとなってしまった。
しかし、残り時間は充分に残っているが、清水はなかなか自分たちの攻撃の形を作ることが出来ない。
前半20分頃から、ようやくチャンスらしい形を作り始める。前半19分、ペナルティエリア手前から枝村がスルーパス。これを金子が正確にトラップし、シュートを放つ。しかし、ク・ソンユンに阻まれてしまう。
また、前半23分には右サイド深いところからクロスが入り、鄭大世の頭上を越え、ミッチェルデュークが相手DFに競り勝ちヘディングシュートを放つも、これまたク・ソンユンのファインセーブに阻まれ、得点を挙げることが出来ない。
前半27分、枝村が左サイドに展開し、松原がミッチェルデュークにつないで左サイドからクロスを上げるが、これはDFにクリアされる。
前半34分には左サイドからのコーナーキックを得た清水は、金子の鋭いクロスにク・ソンユンは触れることが出来なかったが、味方に合わず得点ならず。
前半42分、鄭大世にイエローカードが出されてしまう。累積警告で次節は出場停止処分となってしまった。
また、前半46分には札幌・都倉が空中での浮き球を競り合った際に、カヌに肘を入れたと判定されイエローカード。都倉も累積警告で次節出場停止となった。
結局、1-0で札幌1点リードのまま前半終了。

後半、追い付きたい清水と、リードを守り、出来れば広げたい札幌の間で激しい攻防が繰り広げられる。
後半9分、清水はペナルティエリア手前の右サイドでフリーキックを得る。枝村のクロスをファーサイドから折返し、ゴール前で鄭大世が反応するも押し込むことが出来ない。
後半14分には清水がワンタッチでパスを繋ぎ、ペナルティエリア手前からミッチェルデュークがスルーパス。走り込んだ枝村がペナルティエリア内で倒れるも笛は鳴らずPKならず。
後半38分、自陣で鄭大世はファウルを受けるが、素早いリスタートで北川にパスを送る。北川はペナルティエリア手前からシュートを放つが、枠をそれてしまう。
後半45分、右サイドの深いところから村田がクロスを入れるが、GKのク・ソンユンにキャッチされる。
アディショナルタイムは3分の表示。
後半47分、北川が浮き球を入れ、鄭大世が落とし、長谷川がシュートを放つがバーの上を越してしまう。
このまま清水は得点することが出来ず試合終了。1-0で札幌が勝ち、清水は手痛い敗戦を喫してしまった。

チアゴアウベスの欠場により、チャンスメイカーが減ってしまったため、相手はマークしやすくなり、清水としては攻撃の形を作ることがなかなか出来ない時間があった。このあたり、選手層の薄さが原因であろう。代わって先発出場した金子は悪くはなかったが、チームとしてあと一歩、決定力が不足していた。後半戦もチアゴアウベス抜きでしばらく戦うことを余儀なくされると思われるので、この布陣での戦い方をきちんと固めておきたいところだ。

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