【F1:Rd.06】 第6戦 モナコGP 決勝

レース概要

モナコ モンテカルロ市街地サーキット:3.337km(1周)
レース周回:78周(260.286km)
スタート時間:14時(現地時間:日本時間21時)
開始前の天候:晴れ、気温26℃、路面温度49℃

レース内容

まず、インディ500への挑戦のため、Fernando Alonsoの代役として出場し、予選9番手だったJenson Button(McLaren)は、今季5基目となるターボチャージャーとMGU-H(熱エネルギー回収システム)を導入したため、合計15グリッド降格のペナルティとなり、最後尾からのスタートとなったため、ピットスタートとなった。また、同じく予選10番手だったStoffel Vandoorne(McLaren)前戦スペインGPでFelipe Massa(Williams)とのクラッシュによるペナルティで3グリッド降格の影響で12番グリッドからのスタートとなった。

なお、Marcus Ericsson(Sauber)はギアボックス交換により5グリッド降格となるが、もともと予選最下位だったため、実質的にはペナルティは無いものとなっった。

フロント・ロウはFerrariが独占。その後ろにValtteri Bottas(Mercedes)とMax Verstappen(Red Bull)が虎視眈々とスタートを狙っている。Lewis Hamilton(Mercedes)はQ2敗退の結果、13番グリッドからのスタートとなり、厳しい戦いが予想された。

フォーメーションラップが滞りなく済み、各車が順次、各自のグリッドにマシンを止めていく。グリーンシグナルからレッドシグナルに代わり、レッドシグナルが消灯して各車が一斉にスタートした。

オープニングラップでは、大きなトラブルは無かった模様。2周目で早くもButtonとPascal Wehrlein(Sauber)がピットストップ。タイヤの交換義務を果たす模様だ。

10周目、上位陣はKimi Raikkonen(Ferrari)、2.2秒差でSebastian Vettel(Ferrari)、その3.6秒後ろにBottas、2.3秒開いてVerstappen、さらに1.9秒後ろにDaniel Ricciald(Red Bull)と続いている。

15周目、少しずつ2番手のVettelが差を詰め、現在は1.5秒ほどの差となっている。また、12番手走行中のHamiltonは、前を走るDaniil Kvyat(Toro Rosso)との差を1秒に詰めている。と、ここで10番手辺りを走行していたNico Hulkenberg(Renault)のマシンから白煙が上がり、オイルがまき散らされていった。そのままマシンを止め、リタイアに。どうやら、Gear Boxトラブルのようだ。Hulkenbergのマシンが止まっている、トンネル入口辺りは19周目まで区間イエローとなった。

26週目に入り、トップを走行するRaikkonenが最後尾を走るButtonに迫ってきた。これから、この狭いサーキットでのバックマーカー処理が始まっていく。Ferrari勢が18番手、19番手を僅差で走行しているWehrlein、Buttonに詰まっている間に、後ろのマシンが迫ってきた。Buttonは最終コーナー手前でFerrari勢にコースを譲り、1コーナーでBottasにコースを譲った。

このバックマーカー処理の結果、RaikkonenはVettelとの差を1.8秒に広げ、VettelとBottasの差が3秒ほどに開いた。

33週目、トップ集団の中ではまずVerstappenがピットイン。Bottasをピット戦略でかわそうという作戦か。ウルトラソフトからスーパーソフトにタイヤを交換し、Carlos Sainz(Toro Rosso)の後ろ6番手でコースに復帰した。続く34週目にBottasがピットイン。Mercedesは件目にの作業でBottasを辛うじてVerstappenの前に出すことに成功した。35週目に、トップ走行中のRaikkonenがピットイン。タイヤを同じようにスーパーソフトに交換し3番手でコースに復帰。しかし、ここで再びバックマーカーにつかまってしまう。その間に、Vettelは実質的なRaikkonenとの差を詰めていく。37週目にVettelはファステストラップを記録している。その後もファステストラップを記録しながら、39週目にようやくピットイン。そして、タイヤ交換を済ませてコースに復帰したとき、Raikkonenの前に立ち、順位が入れ替わった。なお、無線でRaikkonenは不満げな様子の声を上げている。

42週目の時点で、トップ走行中のVettelとRaikkonenとの差は約3.8秒となっている。その後ろに、ピット戦略で3位に立ったDaniel Ricciald、Bottas、Verstappenと続いている。

45週目、ようやくStoffel Vandoorneが1回目のピットイン。タイヤ交換を済ませ、10位でコースに復帰。未だ、ポイント圏内を走行中。McLarenに初ポイントをもたらすことができるだろうか。

46週目、Hamiltonもようやくピットイン。Romain Grosjean(Haas)の前7番手でコースに復帰した。

52週目、ペースの上がらないRaikkonenに対し、3番手走行中のRiccialdが1分15秒台のペースでRaikkonenを追いかけ、4秒弱の差となっている。1周辺り、両者のペースの差は1.5秒ほどと伝えられる。

55周目、10位・Vandoorneと11位・Sergio Perez(Force India)の差が1.5秒ほどに詰まってきた。Vandoorneとしては正念場だ。RaikkonenとRiccialdの差は約2秒にまで縮まってきた。残りはまだ23周あるので、終盤に激しいバトルが見られるかも知れない。

60周目、ターン8でWehrleinのマシンがクラッシュしている国際映像が流される。その間にVerstappenがピットイン。と同時にセーフティカーが導入された。また、Buttonのマシンも止まっている。WehrleinとButtonのマシンが接触した模様。なお、無線でWehrleinの無事が確認されている。セーフティカーの導入により、10秒以上離れていたVettelとRaikkonenの差は無くなってしまった。

65周目、Ericssonのマシンがターン1で止まっており、リタイアした模様。Sauberは2台ともこれでリタイアとなった。

67周目、事故車の処理が終わり、セーフティカーが戻ってレースが再開される。

Ricciald、Bottas、Verstappenの激しいバトルが繰り広げられる中、ポイント圏内10位を走行していたVandoorneのマシンがターン1でストップしてしまった。Perezのマシンに押し出されるような形でガードレールにぶつかったようだ。これで、McLarenは2台ともリタイアとなり、今季初ポイント獲得はお預けとなってしまった。

72周目、PerezとKvyatのマシンが接触。Kvyatのマシンはコース上でストップ。Perezは自力でピットに戻り、その後、マシンの修復を終えてコースに復帰していった。

75周目、VettelはRaikkonenとの差を3.7秒に開いた。その後ろでは相変わらず、Ricciald、Bottas、Verstappenによる激しい3位争いが繰り広げられている。そして、ピットでの修復を終え、最後尾を走行するSergio Perezがファステストラップをマークしている(1:15.017)。

最終ラップ、VettelはRaikkonenとの差を4.6秒にまで広げ、Raikkonenは後ろの3位争いの集団に飲み込まれる形となった。そして、最終ラップは大きなトラブルなど無く、そのままVettelがチェッカーフラッグを受け、2011年以来のモナコGPでの優勝を飾った。今季3勝目、通算45勝目である。2位にはRaikkonenが入り、Ferrariが1-2フィニッシュを飾った。3位にRicciald、4位にBottas、5位にVerstappenが入った。なお、13番手スタートのHamiltonは7位でフィニッシュした。

最終的なレース結果は以下の通り。

レース結果

POS. Car No. Driver Team Time Point Remarks
1 5 Sebastian Vettel Ferrari 1:44:44.340 25
2 7 Kimi Raikkonen Ferrari +3.145 18
3 3 Daniel Ricciald Red Bull +3.745 15
4 77 Valtteri Bottas Mercedes +5.517 12
5 33 Max Verstappen Red Bull +6.199 10
6 55 Carlos Sainz Toro Rosso +12.038 8
7 44 Lewis Hamilton Mercedes +15.801 6
8 8 Romain Grosjean Haas +18.150 4
9 19 Felipe Massa Williams +19.445 2
10 20 Kevin Magnussen Haas +21.443 1
11 30 Jolyon Palmer Renault +22.737 0
12 31 Esteban Ocon Force India +23.725 0
13 11 Sergio Perez Force India +39.089 0
Ret 18 Lance Stroll Williams Lap 71 0 Brake
Ret 26 Daniil Kvyat Toro Rosso Lap 71 0 Accident
Ret 2 Stoffel Vandoorne McLaren Lap 66 0 Accident
Ret 9 Marcus Ericsson Sauber Lap 63 0 Accident
Ret 22 Jenson Button McLaren Lap 57 0 Accident
Ret 94 Pascal Wehrlein Sauber Lap 57 0 Accident
Ret 27 Nico Hulkenberg Renault Lap 15 0 Gear Box

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