【清水】 第9節は完敗。ホーム14連敗では残留も厳しい。

試合結果

J1 第9節 2017.04.30(日)
キックオフ:13:00
試合会場 :IAIスタジアム日本平

清水
(11)
0 前半 0 仙台
(13)
0 後半 3
0 合計 3

※チーム名の下の括弧数字は試合終了後の勝点

【得点】

仙台:クリスラン(後半12分:PK)、クリスラン(後半22分)、菅井(後半29分)

戦評

先日(4/26)のJリーグカップでも対戦したばかりの仙台が相手。しかも、アウェイで1-3で敗戦している。DF陣が如何に仙台の攻撃陣を防げるかがポイントとなる試合だった。前節・鹿島戦では終了間際に同点に追い付きドローに持って行くなど、粘りの試合ができるようになってきただけに、13試合勝ち星のないホームでの試合で是非とも勝ち点3を取りたいところ。

一方の仙台は前節、広島相手に序盤、2点を失うも後半立て続けに3点を取って逆転に成功している。しかし、終了間際に追い付かれドロー。攻撃力の高さと、DF陣のもろさが共存する試合だった。

前半は、ホームの清水がボールを支配。しかし、最後のところで決定力不足を露呈。鄭大世になかなかボールが合わなかったり、枠を捉えられないなど、無得点のまま。そして、前半30分を過ぎたあたりから仙台にボールを支配され、防戦一方となる。スコアレスのまま前半終了。

後半に入ると完全に仙台ペース。そして後半12分、三田がペナルティエリア内で倒されPKを取られる。これをクリスランがゴール右に冷静に決めて仙台が先制する。清水は金子を下げ、チアゴアウベスを投入し、同点そして逆転を狙いに行くが、後半22分、富田→永戸と渡ったボールをドリブルで持ち込み、左から低いクロスを上げると、ゴール前のクリスランがこれを落ち着いて左足を振り抜き、追加点を挙げる。

清水はさらに野津田を下げミッチェルデュークを投入し、攻撃陣を厚くするが、その直後の後半29分、奥埜が左からドリブルでペナルティエリアに近づくと石原にパス。石原が蹴ったボールがファーサイドに流れたところを背後から詰めていたDF・菅井に決められ3点目を失う。

その後清水は、鄭大世、チアゴアウベス、ミッチェルデュークにボールを集めるが、どうしてもゴールを割ることができず、そのまま0-3で試合終了。ホーム14連敗を喫し、14位に後退。降格ラインが近づいてきてしまった。

まず、DF陣が左右からの攻撃を簡単に許してしまっているため、中盤がなかなか上がれない。そして、FWとの距離が空くので、決定的なチャンスを作り出すことができていないのが今の清水だ。まず、ディフェンスの方針をきちんと決めて、攻撃へ移るときにはどう動くのか、はっきりさせないとJ2では何とかなってもJ1ではうまく行かない。早急に対策が必要だ。

Jリーグカップでも同様の事が言えるので、勝ち点0のままAグループ最下位に沈んでいる。チームとしての戦い方の決めごとを、シンプルに決めた方が良いだろう。

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