【Security】IT Securityの知識を広く一般人へ

「ランサムウェア」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

ランサムウェアとは、「利用者のPC等に不正に侵入し、データを暗号化したり、機器その者の動作をロックして、それらを解除する代わりに金銭を要求する不正なプログラム(マルウェア)」である。

このランサムウェアに感染すると、それを駆除しデータを元の状態に戻すのには、非常に手間と時間とお金が掛かることが一般的である。

このランサムウェア攻撃を受けた場合の被害について、どのくらいの人が把握しているのかの調査を、Acronisジャパンが米国、英国、オーストラリア、ドイツ、フランス、日本で行った。

その結果、

  • ランサムウェアという言葉を聞いたことがない・・・62%
  • データを取り戻すのに5万円以上かかると知らない・・・94%

という結果となった(図参照)。


図 ランサムウェアに関する調査結果(出典:Acronisジャパン)

その他、調査対象者の34%が、何らかの形でデータ損失を経験したことがあり、また26%もの人がどのような形であれ、データバックアップを行ったことがないという。

とりあえず、データを保護するために、以下のことは最低限行っておく方が良いだろう。

  1. 重要なデータは必ずバックアップをする
  2. オペレーティングシステム (OS) とソフトウェアを常に最新の状態にする
  3. 不信なメール、リンク、添付ファイルには十分注意をする
  4. 使用しているコンピュータにウイルス対策ソフトウェアをインストールし、自動更新されるように設定

これらを行うだけで、少なくとも個人のPC、モバイルデバイス等のデータがランサムウェア等のマルウェアに感染するリスクは激減する。

【参考文献】
Acronisジャパン公式ブログ「バックアップに関する調査結果を発表、ランサムウェア攻撃を受けた場合、データを取り返すには約50,000円以上かかると知っている人は、回答者のわずか5.8%」(2017.03.30)

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